前回まで、デバッガモニタの話で盛り上がってしまいましたが、その計画、実は無しになりました。* ・・ ・・(o_ _)o

というのも、意外と簡単にコンパイラ/デバッガそのものをネイティブ64アプリとして稼動させることができたからなんです。

ABコンパイラ/デバッガのソースコードは、個人が開発するものとしては、結構デカイです。VS6→VS2005への全ソースコード移植への先入観といったら、それはもう…

しかも、64ビットプログラミングの資料をあさっていると、「Win32上でWin64向けのアプリケーションをビルドできる」という意味を持つ文章にしょっちゅう遭遇します。ようは、AMD64上の話では、32ビットの開発環境で64アプリをビルドできるのは当たり前のことだということなんす。

そうしますと、以前から32ビットの開発環境を製作している者としては、その稼動条件はそのままで…とラクな方をとってしまうもんなんですよね。

まぁ、そのラクなほうをとって開発を続けておったわけなのですが、皆さんご承知のとおり、デバッガで躓いたというワケです。で、モニタがどうのこうのなんてという話になり…

そうこうしていると、おいらのメールボックスに共同開発者の方からメールが入ります。

「コンパイラ/デバッガをネイティブ64ビット化したほうが早いんじゃ・・・」

ブツを64化するなんて、面倒でしょ。という前提条件のもと、モニタ開発をしていたので、こういう正直な意見がおいらの頭の中にあるワケがありません。

しかし、人からのアドバイスってのははバカにはできません。おいらは、今まで何度助けられたことか…。まぁ、いいや的な感じで、気分転換くらいの勢いで、ダメもとで64化の作業を始めてみたんです。

すると・・・

一日かけただけで、移植は完了してしまいました。┗(-_-;)┛

ネイティブ64化されたABは今までのサンプルコードを、いとも簡単にコンパイルしていきます。

こんな簡単なこと、今まで気づかなかったんじゃぃ。鈍感な自分に呆れます。まったく。

ブログの更新が滞った数日、移植難なく成功の勢いを借りて、デバッガの開発を進めましたよ。

テスト段階ではありますが、動くようになりました。デバッガ。これで、今までおいらを悩ませていた問題が解消しました。あー、スッキリした。