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abdev 7月 14th, 2007最近忙しくて開発者フォーラムに顔を出すことができていません。開発者の皆さん、すみません。
しかし、決して開発がストップしているわけではありません。言語仕様の拡張はもちろんですが、コンパイラエンジンのベース部分の改良が進行中です。
開発者の方々はAB5のライブラリを作っていて下記のような感想をお持ちでしょう。
「標準ライブラリが充実するにつれて、コンパイル速度やEXEファイルのサイズが大きくなっているよな…」
そう。単純な話、ソフトウェアが扱うリソースが大きくなればシビアな環境が要求されます。
ということで、最近は言語仕様の拡張に費やす時間を少々削いで、もっぱらリンカの開発に取り掛かっています。
AB5のコンパイラは充実したリンカを保有する形式を考案しています。このリンカ、どのあたりが充実しているかってのがポイントになるわけですが、、、
・メタ情報をフルに持ち合わせる
・コンパイル済みのネイティブコードを保有している
・32/64ビット共に同じ内部仕様を持ち合わせる
・オブジェクトファイルをXML形式、CVS形式、バイナリ形式など任意の方式で生成できる
一番重要なのは一番目のメタ情報を持ち合わせる点でしょう。コンパイル済みのオブジェトファイルをインポートすれば、そこ含まれるクラスが完全にオープンな状態で利用することができます。
あともう少しでこれらの環境を公開できそうなところです。本当に申し訳ないのですが、開発者の皆さん、今しばらくお待ちください。
どちらにせよ、今後の開発に備えた大規模なリファクタリングが必要だったので、ここら辺の力仕事はササッとこなしたいとこです。
7月 14th, 2007 at 20時15分48秒
最近私も全然顔を出していないのでお互い様です。本当に不満を持っているのは一般ユーザーの方だと思います。今年はAB以外の勉強に時間を割り当てさせていただいていますが、おかげさまで順調なペースです。本格的に活動を再開できるのは来年になりそうなので、その時はまたよろしくお願いします。コンパイラのほう期待しています。
7月 16th, 2007 at 2時34分46秒
そうですね。一般ユーザの方に一番情報が行き届いていない状況が続いてしまっていますね。まずは良いサイクルのロードマップスケジューリングを組みたいところ。こういう観点では少し高望みしている部分がありますが、じっくりと時間をかけて取り組みたいというのが私の本音です。とにかく、一歩一歩がんばります。
OverTakerさんが再度本格参加される際に、様々な環境向上ができているようにしたいですね。
7月 17th, 2007 at 4時09分00秒
メタ情報はオブジェクトファイルに含まれるかたちに仕上がるのでしょうか。
そうだとすれば、独自のフォーマットになりそうですね。
他言語で生成したオブジェクトファイルの使用も出来たらいいなと思っていましたが、少し厳しいかな・・・。
> CVS形式
コンパイル毎に書き換わる可能性のあるファイルを CVS で管理するのはあまり意味無いような・・・。
もしかして CSV 形式のことですかね?