最近、どうしても解決できない悩みに直面しているんです。それは、言語仕様設計に関することでも、64ビットネイティブコードに関することでもありません。

そう、それは、作業量。

どんなに賢く、どんなに努力して時間を有効活用して開発に取り組んでも、おいらが一日辺り、入力できるコードの量には上限があります。ABはその規模からすると、冗談でも一人で作るような代物ではありません。ソースコードを見返すと、今まで無事にやってこれた自分が不思議でしょうがないのですが、今後はこの不思議な現実に甘えていてはダメです。というか、おいらの役不足が原因でABは廃れることでしょう。

それじゃ、オープンソース化しちゃえばいいじゃん。ライセンスとか取り決めてさ、誰もが自由に改良できて、素晴らしい環境に皆で仕立てていけばいいじゃないのよ!

それはもっとも筋が通った、最近の流行をも意識させるご意見ではあるんですが・・・・・

おいらはそこまで人間ができていないので、どうしてもそこへ踏み込むつもりになれません。個人で作ったにしちゃぁ、でかいソフトかもしれません。しかし、実際の市場へリリースしていこうとなると、こんなのは吹けばなくなるようなチッポケなものです。そこを打破するには、おいら一人じゃ無理なことはわかってるんです。わかってるんですが・・・・・

こうやってですね、このオープンソース化計画は闇に消えていくんですよ。翌日はケロッとしながら64コンパイラの製作に精を出してしまい、そんなこと忘れてしまったりするんです。

皆さんご承知かと思いますが、おいらは貪欲です。ユーザー様、お客様が喜ぶソフトウェアを世に送り出したい気持ちは人一倍持っておるつもりではありますが、皆さんが思うほどお人よしではないんです。

まぁね、悩んでいてもはじまらないですからね。自分、協力者、ユーザー様方にとって一番良い方法は必ずあるはずです。おいらはそいつを早いうちに見つけなければなりません。それは必ずしもオープンソース化とは思っていませんが、もしかしたらそれに近いものがあるのかもしれませんな。

今の段階で、おいらが描く具体例を提示してしまってよいものかどうか、いささか疑問ではありますが、ここは雑談ブログ。あること無いこと、書いてきます。

〜理想像〜

ユーザー会なるものを発足し、信頼のおける、やる気のある協力者を集め、その内部でのみ、ソースコードの開示、改良を行っていきます。外部に対してオープンソースを行うわけではないので、ユーザー会でやり取りするソースコードの利用規約はちょっと厳しいです。っつか、これは “オープンソース” とは言わず、”仲間を増やす行為” なだけですね(^^;;;

・改良部分の著作権は改良者が有する

・ABそのものの著作権はおいらが有する

・バイナリコード・ソースコードの二次配布は禁止

・ユーザー会への入会・脱会はおいらの独断で決まる

実際の作業は、VSSやCVSなどを使ってバージョン管理と作業の排他制御を行いながらやればいいんでしょうか。専用のMLも用意する必要がありますな。複数人数での作業をしたことがないんで、これをやるとなると・・・・・まだ自身ないっす。

しかも、ABを構成しているソースコードはお世辞にもキレイにものではありません。他人が見て理解できるものかどうか…これが一番ネックになりそうかな〜。

ともかく、オープンソースに関する知識は無いに等しい状態なんです。勉強を重ねて、自分の意見をより明確にしていかなければならないです。