ニュースを見てしったのですが、最新の地震警告システムは使いようによってはホントに画期的なものになりそうですね。

先日起きた宮城県沖の地震ですが、大きな揺れが始まる11秒前にそのシステムが警告を発していたようです。予想された時刻や震度はほぼ正確といってよいものだそうで、このシステムには是非とも、成長していただきたいものです。

たかが11秒前といってしまえばそれまでですが、ネットワークやヒューマンインターフェイスが化け物かという勢いで進化している今、その情報を活用する手段は色々ありそうです。

この地震システムと高速ネットワーク、地震警告インターフェイスを組み合わせれば、家にいながら確実に情報を取得できます。例えば、ガス検知機の横に、地震警報機なんかを設置しておけば、この地震システムから高速ネットワーク回線を介して送られる「10秒後に大地震が起きます」という情報を家庭にいるすべての人間が把握できるのです。

となれば、たかが10秒とはいってられませんよね。できることは沢山あります。まずは火を消し、自分の身に降りかかってくる不安要素を取り除く作業だってできます。家族が家のどの場所にいるか、非難通路となるドアは開いているか、などなど。最後は机の下へと潜ってしまえば完璧ですね。

で、問題となるのが、このシステムの信頼性です。間違いばかりを起こすと、「また警報機がなったけど、多分間違いでしょう」と流されてしまうかもしれません。普段からビービーなるような警報機であれば、スイッチを切られてしまうかもしれません。

的中率90パーセント台で、警告音がウルサイやつ。「何秒後に起きますよ〜」みたいな音声合成機能も付けておけば間違い無さそうです。

地震警報システムの信頼性向上さえ実現すれば、いずれは必ず、地震警報機は家庭に置かれることと思います。でも、何年後、何十年後の話になるのでしょうかね…。それまで東海大地震が起きないことを祈るばかりです。