「脱線した電車がマンションの一角にぶつかり、100名を超える死者が多数でた。悲惨である」

ここ数日、メディアが躍起になってレポートをしているこの事件に対して、私は考えを書き残すくらいのことしかできません。

被害者及びJRを利用する客の立場から言うと、今回の事件ほど恐ろしいものはありません。被害に遭われた方であれば、もうJRがどんな真摯に対応をしたとしても、納得がいかないことと思います。私が被害者の立場であれば、その物事について、冷静に考えることは到底できないものと思います。もしも私の家族、友人がその電車に乗り、運悪く事故に出くわして死んでしまったらと想像すると、計り知れないものがそこにはあります。

全国に張り巡らされたJR、その他私鉄の路線。今回の事件は、悪運が重なったとはいえ、明日も起きてしまう可能性はゼロではありません。「被害者に対して最善の償いを行う」「事故検証を行い、再発を確実に防止する」JR側がすべきことはこれにつきます。これがすべてだと思います。世間がこの事故を過去の話であると認識するまで、JRは何をやったとしても、どんなに最善の努力を行ったとしても非難されることは確かでしょう。改めて、償いきれないという事実に、事故の恐さを認識させられる次第です。

この事故で亡くなった方の中には、私と同年齢の大学生、もっと若い方が多数いました。ご冥福をお祈りします。