最近忙しくて開発者フォーラムに顔を出すことができていません。開発者の皆さん、すみません。

しかし、決して開発がストップしているわけではありません。言語仕様の拡張はもちろんですが、コンパイラエンジンのベース部分の改良が進行中です。

開発者の方々はAB5のライブラリを作っていて下記のような感想をお持ちでしょう。

「標準ライブラリが充実するにつれて、コンパイル速度やEXEファイルのサイズが大きくなっているよな…」

そう。単純な話、ソフトウェアが扱うリソースが大きくなればシビアな環境が要求されます。

ということで、最近は言語仕様の拡張に費やす時間を少々削いで、もっぱらリンカの開発に取り掛かっています。

AB5のコンパイラは充実したリンカを保有する形式を考案しています。このリンカ、どのあたりが充実しているかってのがポイントになるわけですが、、、

・メタ情報をフルに持ち合わせる
・コンパイル済みのネイティブコードを保有している
・32/64ビット共に同じ内部仕様を持ち合わせる
・オブジェクトファイルをXML形式、CVS形式、バイナリ形式など任意の方式で生成できる

一番重要なのは一番目のメタ情報を持ち合わせる点でしょう。コンパイル済みのオブジェトファイルをインポートすれば、そこ含まれるクラスが完全にオープンな状態で利用することができます。

あともう少しでこれらの環境を公開できそうなところです。本当に申し訳ないのですが、開発者の皆さん、今しばらくお待ちください。

どちらにせよ、今後の開発に備えた大規模なリファクタリングが必要だったので、ここら辺の力仕事はササッとこなしたいとこです。