Changes between Version 2 and Version 3 of TracUpgrade


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Jun 17, 2013, 1:35:49 PM (11 years ago)
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trac
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  • TracUpgrade

    v2 v3  
    11= アップグレードの説明 = #UpgradeInstructions
    22[[TracGuideToc]]
     3[[PageOutline(2-4,,inline,unnumbered)]]
    34
    45== 一般的な手順 == #Instructions
    56
    6 通常、 Trac を新しいバージョンにアップグレードするときに、 7 ステップを踏まなければなりません: 
     7通常、 Trac を新しいバージョンにアップグレードするときに、 7 ステップを踏まなければなりません:
    78
    8 === 1. Trac のコードを更新する === #UpdatetheTracCode
     9=== 1. サーバーをオフラインにする === #Bringyourserveroff-line
     10
     11サーバー起動中にアップデートを行うのはやめてください。パッケージの一部をメモリにキャッシュしているかもしれませんし、コードのアップデートによって内部エラーを引き起こす可能性があります。
     12
     13=== 2. Trac のコードを更新する === #UpdatetheTracCode
    914
    1015TracInstall または、あなたの OS に合った方法で新しいバージョンの Trac を取得してください。
     
    1621}}}
    1722
    18 手動で (OS 特有でない) アップグレードをするのであれば、インストールを実行する前に起動中の Trac サーバを停止してください。 "ホット" アップグレードは問題を生じることが多いです。特に Windows では出来ないと考えてください ([http://trac.edgewall.org/ticket/7265 本家チケット 7265])。
     23手動で (OS 特有でない) アップグレードをするのであれば、インストールを実行する前に起動中の Trac サーバを停止してください。 "ホット" アップグレードは問題を生じることが多いです。特に Windows では出来ないと考えてください ([trac:#7265 本家チケット 7265])。
    1924
    2025すでに存在する Trac のコードを削除するには、 Python の `lib/site-packages` ディレクトリから `trac` ディレクトリか、 Trac の .egg の古いバージョンを削除します。
     
    2833このクリーンアップは必須ではありませんが、あとでトラブルシュートを行う場合の切り分けが容易になります。すでに使われていない前のリリースのコードやテンプレートを見るなどという時間の浪費をしたくないのであれば、削除しておく方が楽です。もちろん、ファイルを削除する前にバックアップを作成する方が良いでしょう。
    2934
    30 === 2. TracEnvironment をアップグレードする === #UpgradetheTracEnvironment
     35=== 3. Trac Environment をアップグレードする === #UpgradetheTracEnvironment
    3136
    32 Environment のアップグレードは、マイナーバージョンアップに特別な注意書きがない限り、不要です。 
     37Environment のアップグレードは、マイナーバージョンアップに特別な注意書きがない限り、不要です。
    3338
    3439アップグレードした Trac がロードされると、アップグレードする必要があるインスタンスが表示されます。アップグレードはオートメーションされたスクリプトを手で実行します。これらのスクリプトでは [TracAdmin trac-admin] を使用します。
     
    4550}}}
    4651
    47 === 3. Trac ドキュメントを更新する === #UpdatetheTracDocumentation
     52=== 4. Trac ドキュメントを更新する === #UpdatetheTracDocumentation
    4853
    4954すべての [TracEnvironment Trac Environment] で、インストールされたバージョンの Trac ドキュメントのコピーを含んでいます。新しくインストールした Trac のドキュメントと同期を取りたいでしょう。 [TracAdmin trac-admin] がドキュメントを更新するコマンドを提供しています:
     
    5459このプロシージャはあなたの `WikiStart` ページ (訳注: `InterMapText` も) をまったく変更せず、そのままに残しておきます。
    5560
    56 === 4. Trac Environment とソースコードリポジトリの再同期 === #a4.ResynchronizetheTracEnvironmentAgainsttheSourceCodeRepository
    57 
    58 Trac でソースコードをブラウズしているときに "[http://trac.edgewall.org/ticket/6120 リポジトリにチェンジセット ??? が存在しません]" のようなエラーが出る場合は、それぞれの [TracEnvironment Trac environment] のソースコードリポジトリと再同期をする必要があります。
    59 
    60 {{{
    61 trac-admin /path/to/projenv repository resync '*'
    62 }}}
    6361
    6462=== 5. 静的リソースをリフレッシュする === #a5.Refreshstaticresources
     
    7068このコマンドは、新しい Trac のバージョンとそのプラグインから `/deploy/path` に静的リソースと CGI スクリプト (`trac.wsgi`, など) を抽出します。
    7169
    72 いくつかのウェブブラウザは、 CSS や Javascript ファイルをしつこくキャッシュしているので、ユーザにはこれらのブラウザのキャッシュの中身を手動で削除するように指示したほうがいいかもしれません。
     70いくつかのウェブブラウザ (IE, Opera) は、 CSS や Javascript ファイルを強引にキャッシュしてしまうので、ユーザにはこれらのブラウザのキャッシュの中身を手動で削除するために強制的に更新すること (`<F5>`) を十分行うように指示したほうがいいかもしれません。
     71{{{#!comment
     72Remove above note once #9936 is fixed.
     73}}}
    7374
    74 === 6. 特定の Trac バージョンでの特記事項  === #a6.StepsspecifictoagivenTracversion
     75=== 6. 特定の Trac バージョンでの特記事項 === #a6.StepsspecifictoagivenTracversion
     76==== Trac 0.12 から Trac 1.0 にアップグレードする ==== #UpgradingfromTrac0.12toTrac1.0
     77
     78サブバージョンサポートの Trac コンポーネントはデフォルト状態では有効にならなくなりました。サブバージョンのサポートを有効にするためには、 `tracopt.versioncontrol.svn` コンポーネントを有効にしてください。例えば、 TracIni に以下のように記述してください:
     79{{{
     80[components]
     81tracopt.versioncontrol.svn.* = enabled
     82}}}
     83明示的にサブバージョンのコンポーネントを無効に設定していない場合は、この対応をとり、 TracIni を適切に変更してください。
     84
     85今回の自動アップグレードで添付ファイルが格納される場所が変わります。心配性な人は、アップグレードの前に `attachments` ディレクトリのバックアップを取りたいと思うかもしれません(本当に心配性な人は、すでに environment のフルコピーを取っているでしょうね)。 `attachments` ディレクトリに添付ファイル //以外// のファイルが格納されていると、新しいレイアウトへの移行の最後のステップで失敗してしまいます:何かファイルやフォルダが格納されていると、今バージョンから使用しない `attachments` ディレクトリを削除することができません。このエラーは無視してもかまいませんが、environment をクリーンアップするために、ファイル内容を確認し、別の場所へ移動させ、 `attachments` ディレクトリを手動で削除したほうがよいでしょう。添付ファイルは今バージョンから environment 配下の `files/attachments` ディレクトリ内に格納されます。
     86
     87
    7588==== Trac 0.11 から Trac 0.12 にアップグレードする ==== #UpgradingfromTrac0.11toTrac0.12
     89
    7690===== Python 2.3 サポート ===== #Python2.3nolongersupported
    7791現在 Python 2.4 以降 をサポートします。
    7892
    7993===== SQLite v3.x ===== #SQLitev3.xrequired
    80 SQLite v2.x のサポートは終了しました。もしいまだに Trac で SQLite v2.x のデータベースを使用しているようならば、まず最初に SQLite v3.x に変換する必要があります。詳細は [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite#UpgradingSQLitefrom2.xto3.x] を参照して下さい。
     94SQLite v2.x のサポートは終了しました。もしいまだに Trac で SQLite v2.x のデータベースを使用しているようならば、まず最初に SQLite v3.x に変換する必要があります。詳細は [trac:PySqlite#UpgradingSQLitefrom2.xto3.x] を参照して下さい。
    8195
    82 ===== [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] 2 ===== #PySqlite2required
    83 [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] 1.1.x のサポートは終了しました。可能であれば、バージョン 2.5.5 以降のバージョンをインストールして下さい。 (下記 [#Tracdatabaseupgrade Trac データベースのアップグレード] を参照して下さい。)
     96===== [trac:PySqlite PySqlite] 2 ===== #PySqlite2required
     97[trac:PySqlite PySqlite] 1.1.x のサポートは終了しました。可能であれば、バージョン 2.5.5 以降のバージョンをインストールして下さい。 (下記 [#Tracdatabaseupgrade Trac データベースのアップグレード] を参照して下さい)
    8498
    8599===== 複数のリポジトリのサポート===== #MultipleRepositorySupport
     
    87101
    88102もし単一のリポジトリでの運用を行なっていたとしてもこの手順は興味深いものとなるかもしれません。なぜなら、この方法によってリクエスト毎に発生する潜在的に負荷の高い再同期のチェックを避けることができるからです。
     103
     104===== Trac Environment とソースコードリポジトリの再同期 ===== #ResynchronizetheTracEnvironmentAgainsttheSourceCodeRepository
     105
     106Trac でソースコードをブラウズしているときに "[trac:#6120 リポジトリにチェンジセット ??? が存在しません]" のようなエラーが出る場合は、それぞれの [TracEnvironment Trac environment] のソースコードリポジトリと再同期をする必要があります:
     107
     108{{{
     109trac-admin /path/to/projenv repository resync '*'
     110}}}
    89111
    90112===== 向上したリポジトリの再同期 ===== #Improvedrepositorysynchronization
     
    96118
    97119===== Authz のパーミッションチェック ===== #Authzpermissionchecking
    98 authz のパーミッションチェックが粒度の細かいパーミッションポリシーとしてマイグレートされました。もし authz パーミッションを使用しているならば、 ( `[trac] authz_file` や `authz_module_name` を参照)、 `[trac] permission_policies` で定義するパーミッションポリシーの先頭に、 `AuthzSourcePolicy` を追加しなければなりません。また、グローバルのパーミッション設定から `BROWSER_VIEW`, `CHANGESET_VIEW`, `FILE_VIEW`, `LOG_VIEW` を削除しなければなりません (`trac-admin $ENV permission remove` コマンドまたは、管理パネルの "権限" から削除されます。)
     120authz のパーミッションチェックが粒度の細かいパーミッションポリシーとしてマイグレートされました。もし authz パーミッションを使用しているならば、 ( `[trac] authz_file` や `authz_module_name` を参照)、 `[trac] permission_policies` で定義するパーミッションポリシーの先頭に、 `AuthzSourcePolicy` を追加しなければなりません。また、グローバルのパーミッション設定から `BROWSER_VIEW`, `CHANGESET_VIEW`, `FILE_VIEW`, `LOG_VIEW` を削除しなければなりません (`trac-admin $ENV permission remove` コマンドまたは、管理パネルの "権限" から削除されます)。
    99121
    100122==== マイクロ秒のタイムスタンプ ==== #Microsecondtimestamps
     
    108130
    109131===== Trac マクロプラグイン ===== #TracMacrosPlugins
    110 [http://trac.edgewall.org/wiki/ClearSilver ClearSilver] と HDF が使用されなくなったことで、古いスタイルの Wiki マクロ は使用できなくなります。そのため Trac マクロを適応させる必要があるでしょう; 新しいスタイルのマクロに変更する必要があれば WikiMacros を参照してください。新しいスタイルにコンバートした後、配置するディレクトリは wiki-macros ではなく、 plugins を使用してください。 wiki-macros ディレクトリからマクロやプラグインを探すことはもうありません。
     132[trac:ClearSilver] と HDF が使用されなくなったことで、古いスタイルの Wiki マクロ は使用できなくなります。そのため Trac マクロを適応させる必要があるでしょう。新しいスタイルのマクロに変更する必要があれば WikiMacros を参照してください。新しいスタイルにコンバートした後、配置するディレクトリは wiki-macros ではなく、 plugins を使用してください。 wiki-macros ディレクトリからマクロやプラグインを探すことはもうありません。
    111133
    112134===== FCGI/WSGI/CGI を使用する場合 ===== #ForFCGIWSGICGIusers
     
    127149== 既知の問題 == #KnownIssues
    128150
    129 === 複数プロジェクトのホストに関して === #parentdir
    130 複数のプロジェクトをホストした場合に、配下のプロジェクトのうち一つのプロジェクトで、プラグインの一つが動作していないとき、配下のすべてのプロジェクトではそのプラグインは動作していません。
     151アップグレードの際、以下のことに留意してください。
    131152
    132 === Wiki のアップグレード ===
     153=== カスタマイズされたテンプレート === #CustomizedTemplates
     154
     155Trac は [TracEnvironment Environment] の `<env>/templates` フォルダ内、または [[TracIni#GlobalConfiguration| [inherit] templates_dir]] コンフィグに設定された共通のディレクトリ内にテンプレートのコピーを置くことによって、Genshi テンプレートのカスタマイズをサポートします。もしこの方法を採用している場合、テンプレートはおそらく今後も進化していくので、新しくリリースされた Trac (以前のバージョンでも) にアップグレードする際には、新しいテンプレートのコピーを手動で変更することが繰り返し必要になることに注意してください。diff は取っておいてください ;-)
     156
     157TracInterfaceCustomization を行うには、適切な `ITemplateStreamFilter` 変換を行うカスタムプラグインを書く方法が望ましいでしょう。この場合、通常 id の修正や CSS の `class` の変更を行わないため、変更が生じても影響をうけません。もし必要になるのであれば、[trac:TracDev/ApiChanges TracDev/ApiChanges] ページにドキュメントが記載されるでしょう。
     158
     159=== !ZipImportError === #ZipImportError
     160
     161zip形式で圧縮されたパッケージの内部キャッシングにより、ディスク上でパッケージの内容が変わるたびに、メモリ内のzip インデックスは一致せず、回復不能な !ZipImportError が出ます。アップグレードをする前にメンテナンスのために予めサーバーを停止してください。
     162詳細については、 [trac:#7014 本家チケット 7014] を参照して下さい。
     163
     164=== Wiki のアップグレード === #WikiUpgrade
    133165`trac-admin` は新しいバージョンでは存在しない以前のバージョンの Wiki ページを削除や移動しません。
    134166
    135167=== Trac データベースのアップグレード === #Tracdatabaseupgrade
    136168
    137 既知の問題として、PySqlite のいくつかのバージョン (2.5.2-2.5.4) では、 trac-admin upgrade スクリプトを使用してデータベースを更新することができません。このエラーを避けるために、 sqlite の python バインディングのバージョンをより新しいものかより古いバージョンを使用することを推奨します。詳細については、 [http://trac.edgewall.org/ticket/9434 本家チケット 9434] を参照して下さい。
     169既知の問題として、!PySqlite のいくつかのバージョン (2.5.2-2.5.4) では、 trac-admin upgrade スクリプトを使用してデータベースを更新することができません。このエラーを避けるために、 sqlite の python バインディングのバージョンをより新しいものかより古いバージョンを使用することを推奨します。詳細については、 [trac:#9434 本家チケット 9434] を参照して下さい。
    138170
    139 == Python のアップグレード== #UpgradingPython
     171=== 複数プロジェクトのホストに関して === #parentdir
     172複数のプロジェクトをホストした場合に、配下のプロジェクトのうち一つのプロジェクトで、プラグインの一つが動作していないとき、配下のすべてのプロジェクトではそのプラグインは動作していません。
     173
     174== 関連するトピック == #Relatedtopics
     175
     176=== Python のアップグレード === #UpgradingPython
    140177
    141178Python を新しいバージョンにアップグレードすると Python パッケージの再インストールが必要となります: Trac も例外ではないですし、 [http://pypi.python.org/pypi/setuptools easy_install] も然りです (もし使用しているならばですが)。 Subversion を使用しているならば、 Subversion の Python のバインディングもアップグレードする必要があります。
    142179
    143 === Windows と Python 2.6 === #WindowsandPython2.6
     180==== Windows と Python 2.6 ==== #WindowsandPython2.6
    144181
    145 もしあなたが、 !CollabNet の Subversion のパッケージを使用しているならばアンインストールする必要があるかもしれません。というのも、 [http://alagazam.net/ Algazam] に気軽に使える Python バインディングがあるからです。 ([http://trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion TracSubversion] 参照) いいニュースとして、調整なしに動作します。
     182もしあなたが、 !CollabNet の Subversion のパッケージを使用しているならばアンインストールする必要があるかもしれません。というのも、 [http://alagazam.net/ Alagazam] に気軽に使える Python バインディングがあるからです。 ([trac:TracSubversion TracSubversion] 参照) いいニュースとして、調整なしに動作します。
    146183
    147 == データベースの変更 == #ChangingDatabaseBackend
    148 === SQLite から PostgreSQL へ === #SQLitetoPostgreSQL
     184=== データベースの変更=== #ChangingDatabaseBackend
     185==== SQLite から PostgresSQL へ ==== #SQLitetoPostgreSQL
    149186
    150 [http://trac-hacks.org trac-hacks.org] の [http://trac-hacks.org/wiki/SqliteToPgScript sqlite2pg] は SQLite のデータベースを PostgreSQL に移行するためのサポートをするスクリプトです。 
     187[http://trac-hacks.org trac-hacks.org] の [http://trac-hacks.org/wiki/SqliteToPgScript sqlite2pg] は SQLite のデータベースを PostgreSQL に移行するためのサポートをするスクリプトです。
    151188
    152 == より古いバージョン == #OlderVersions
     189=== より古いバージョンからのアップグレード === #OlderVersions
    153190
    154191さらに前のバージョンからのアップグレードについては [trac:wiki:0.10/TracUpgrade#SpecificVersions] を最初に参照してください。