Changes between Version 1 and Version 2 of TracTicketsCustomFields


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May 13, 2012, 9:15:45 PM (13 years ago)
Author:
trac
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  • TracTicketsCustomFields

    v1 v2  
    1 = カスタムチケット属性 =
    2 Trac ではチケットにユーザ定義の属性を追加できます。カスタムチケット属性を使用すると、定型で、プロジェクト特有のプロパティをチケットに持たせることができます。
     1= カスタムチケット属性 = #CustomTicketFields
     2Trac ではチケットにユーザ定義の属性を追加できます。カスタムチケット属性を使用すると、型付けされた、プロジェクト特有のプロパティをチケットに持たせることができます。
    33
    4 == 設定方法 ==
     4== 設定方法 == #Configuration
    55カスタムチケット属性を設定するためには、 [wiki:TracIni trac.ini] ファイルを変更します。カスタムフィールドは、 trac.ini ファイルの `[ticket-custom]` セクションに書く必要があります。
    66
     
    1313構文の詳細は以下の例を見てください。
    1414
    15 === 属性のタイプとオプション ===
     15=== 属性のタイプとオプション === #AvailableFieldTypesandOptions
    1616 * '''text''': シンプルな(1行の)テキスト。
    1717   * label: 説明となるラベル
    1818   * value: デフォルト値
    19    * order: ソート時の並び順 (フォーム内での相対的位置を決定します。)
     19   * order: ソート時の並び順 (全てのカスタムフィールドで共通するソートの並び順)
     20   * format: 通常のテキストを指す `plain` もしくは WikiFormatting として整形を行う `wiki` のいずれかを指定する。 (''0.11.3 以降'')
    2021 * '''checkbox''': ブーリアン値をもつチェックボックス。
    2122   * label: 説明となるラベル。
     
    2526   * label: 説明となるラベル。
    2627   * options: リストに表示する値を '''|''' (vertical pipe) 区切りで記述。
    27    * value: デフォルト値 (0から始まるリスト内での番号) 。
     28   * value: デフォルト値 (options の値から一つを指定)
    2829   * order: ソート時の並び順
    2930 * '''radio''': ラジオボタン。 HTML の '''select''' 要素と同じ。
    3031   * label: 説明となるラベル。
    3132   * options: リストに表示する値を '''|''' (vertical pipe) 区切りで記述。
    32    * value: デフォルト値 (0から始まるリスト内での番号) 。
     33   * value: デフォルト値 (options の値から一つを指定)
    3334   * order: ソート時の並び順
    3435 * '''textarea''': 複数行のテキストエリア。
     
    3839   * rows: 入力領域の行数。
    3940   * order: ソート時の並び順
     41   * format: 通常のテキストを指す `plain` もしくは WikiFormatting として整形を行う `wiki` のいずれかを指定する。 (''0.11.3 以降'')
    4042
    41 === サンプル ===
     43=== サンプル === #SampleConfig
    4244{{{
    4345[ticket-custom]
     
    4850test_two = text
    4951test_two.label = Another text-box
    50 test_two.value = Just a default value
     52test_two.value = Default [mailto:joe@nospam.com owner]
     53test_two.format = wiki
    5154
    5255test_three = checkbox
     
    5760test_four.label = My selectbox
    5861test_four.options = one|two|third option|four
    59 test_four.value = 2
     62test_four.value = two
    6063
    6164test_five = radio
    6265test_five.label = Radio buttons are fun
    6366test_five.options = uno|dos|tres|cuatro|cinco
    64 test_five.value = 1
     67test_five.value = dos
    6568
    6669test_six = textarea
     
    7376''Note: `select` タイプのフィールドを非必須 (optional) にしたい場合、 `フィールド名.options` オプションの先頭に `バーティカルパイプ (|)` を設定してください。''
    7477
    75 === カスタム属性を含むレポート ===
     78=== カスタム属性を含むレポート === #ReportsInvolvingCustomFields
    7679
    77 カスタム属性を含む TracReports では比較的 SQL を間違えやすいです。 `ticket_custom` 表の `JOIN` はカスタム属性ごとにそれぞれ必要です。
     80カスタムチケット属性は `ticket` テーブルに保存されるのではなく、 `ticket_custom` テーブルに保存されます。したがって、レポートのカスタム属性を表示するためには `ticket` と `ticket_custom` の 2 テーブルを join する必要があります。 `progress` と設定されたカスタムチケット属性の使用例を示します。
    7881
    79 以下の例は `progress` という名前のカスタム属性を含むレポートです:
     82{{{
     83#!sql
     84SELECT p.value AS __color__,
     85   id AS ticket, summary, owner, c.value AS progress
     86  FROM ticket t, enum p, ticket_custom c
     87  WHERE status IN ('assigned') AND t.id = c.ticket AND c.name = 'progress'
     88AND p.name = t.priority AND p.type = 'priority'
     89  ORDER BY p.value
     90}}}
     91'''Note''' この例は progress が設定されたチケットだけを表示します。'''すべてのチケットを表示するのではありません。'''既にいくつかのチケットを作成した''後で''カスタムチケット属性を定義した場合、既に作成されたチケットにはカスタムチケット属性が定義されません。そのため上記のクエリではチケットが表示されないでしょう。既に作成されたチケットにカスタム属性を設定し直せば、カスタムチケット属性は定義されます。そして、上記のクエリによって表示されるでしょう。
     92
     93しかし、すべてのチケットエントリを ( progress が定義されていないエントリーも一緒に ) 表示したいのであれば、クエリにおいてあらゆるカスタムフィールドに `JOIN` を使用する必要があります。
    8094{{{
    8195#!sql
     
    96110この `LEFT OUTER JOIN` ステートメントに特に注意してください。
    97111
     112=== データベースを更新する === #Updatingthedatabase
     113
     114上記に記述したとおり、カスタムフィールド設定以前に作成されたチケットには、該当するフィールドの値が定義されていない状態になります。以下のような SQL を Trac のデータベースで直接実行することで、カスタムフィールドの初期値を設定することができます (SQLite 向けの SQL ですので、 DBMS に応じて調整してください)。カスタムフィールド 'request_source' が存在しない、全てのチケットにデフォルト値 'None' が挿入されます:
     115
     116{{{
     117#!sql
     118INSERT INTO ticket_custom
     119   (ticket, name, value)
     120   SELECT
     121      id AS ticket,
     122      'request_source' AS name,
     123      'None' AS value
     124   FROM ticket
     125   WHERE id NOT IN (
     126      SELECT ticket FROM ticket_custom
     127   );
     128}}}
     129
     130複数のカスタムフィールドを追加している場合、 {{{ticket}}} 表への副問合わせで対象となるカスタムフィールドの名前を指定しなければなりません (訳注: 通常は上記の例ではなく、こちらを使うといいでしょう):
     131
     132{{{
     133#!sql
     134INSERT INTO ticket_custom
     135   (ticket, name, value)
     136   SELECT
     137      id AS ticket,
     138      'request_source' AS name,
     139      'None' AS value
     140   FROM ticket
     141   WHERE id NOT IN (
     142      SELECT ticket FROM ticket_custom WHERE name = 'request_source'
     143   );
     144}}}
     145
    98146----
    99147See also: TracTickets, TracIni