Changes between Version 3 and Version 4 of TracNotification
- Timestamp:
- Dec 30, 2016, 2:54:47 AM (8 years ago)
Legend:
- Unmodified
- Added
- Removed
- Modified
-
TracNotification
v3 v4 1 = チケット更新情報のメール通知 = #EmailNotificationofTicketChanges1 = Email Notification of Ticket Changes 2 2 [[TracGuideToc]] 3 3 4 Trac はチケット更新情報をメールで通知出来ます。 (英語版では Notification) 5 6 メールによる更新通知は、ユーザに関係するチケットについての最新情報を随時に提供したり、専用 ML にチケットの更新情報を配信したりするのに便利な機能です。例えば、 [http://lists.edgewall.com/archive/trac-tickets/ Trac-tickets] を見るとどのようにセットアップされているか見ることができます。 7 8 通知機能はデフォルトでは無効になっています。有効化とコンフィグレーションは [wiki:TracIni trac.ini] で行うことができます。 9 10 == 通知メールを受け取る == #ReceivingNotificationMails 11 新しいチケットを登録したりコメントを追加する際、 ''報告者'' (英語版では ''reporter'')、 ''担当者'' (英語版では ''assigned to/owner'') もしくは ''関係者'' (英語版では ''cc'') フィールドに有効なメールアドレスやユーザ名を入力してください。チケットに更新があると、 Trac が自動的にメールを送信します。 (どのように通知メール機能を設定しているかによります) 12 13 これは、興味のあるチケットや機能追加に関する最新情報を随時受け取りたい場合に便利な機能です。 14 15 === 通知メールで受信するメールアドレスを設定する方法 === #Howtouseyourusernametoreceivenotificationmails 16 17 完全なメールアドレスあるいはユーザー名を入力することで、通知メールを受け取ることができます。 単純なユーザ名やログイン名で通知を受け取るには、''ユーザ設定 (Preferences)'' ページで、正しいメールアドレスを入力する必要があります。 18 19 TracIni ファイルにデフォルトドメイン名 ('''`smtp_default_domain`''') を指定することでも、単純なユーザ名で通知を受け取ることができるようになります。 (後述する [#ConfigurationOptions コンフィグレーション オプション] を参照してください) 。この場合、ユーザ名にデフォルトドメインが追加されますので、 "イントラネット" 環境で仕様している場合は便利です。 20 21 Kerberos / Active Directory 認証に Apache と mod_kerb を使用する際、ユーザ名は ('''`username@EXAMPLE.LOCAL`''') という形式を取ります。これをメールアドレスとして解釈されない様にするためには、 ('''`ignore_domains`''') に Kerberos ドメインを追加します。 22 23 == SMTP 通知の設定 == #ConfiguringSMTPNotification 24 25 '''重要:''' TracNotification を正しく動作させるには、[wiki:TracIni trac.ini] に `[trac] base_url` を設定する必要があります。 26 27 === コンフィグレーション オプション === #ConfigurationOptions 28 trac.ini の `[notification]` セクションで設定できるオプションです。[[BR]](訳注: 0.10 以降では `TracIni` マクロを使用することで正確なオプション一覧を取得できます。以下のリストは必要に応じて `[[TracIni(notification)]]` に置き換えて使用してください。) 29 30 * '''`smtp_enabled`''': メール通知を有効にします 31 * '''`smtp_from`''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用するメールアドレス 32 * '''`smtp_from_name`''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用する送信者名 33 * '''`smtp_from_author`''': (''1.0 以降'') 通知メールの'From:'のヘッダのメールアドレスとして更新者(新しいチケットの報告者、もしくはコメントの作成者)を使用。(default: false) もし更新者がメールアドレスを登録していなかったら、`smtp_from` と `smtp_from_name` が代わりに使用されます 34 * '''`smtp_replyto`''': 通知メールの''Reply-To''-ヘッダに使用するメールアドレス 35 * '''`smtp_default_domain`''': (''0.10 以降'') ドメイン名を含んでいないアドレスに特定のドメイン名を追加します。完全修飾されたアドレスは修正されません。ユーザの設定からメールアドレスが分からないときに、デフォルトドメインをすべてのユーザ名 / ログイン名に追加します 36 * '''`smtp_always_cc`''': 常に通知メールを送信するメールアドレスのリスト。 ''主に専用MLにチケット更新を通知するのに使用されます'' 37 * '''`smtp_always_bcc`''': (''0.10 以降'') 常に通知メールを送信するメールアドレスの一覧。ただし、通知メールの他の受信者からメールアドレスが見えません 38 * '''`smtp_subject_prefix`''': (''0.10.1 以降'') e-mail の subject の前に挿入されるテキスト。デフォルトは "!__default!__" 39 * '''`always_notify_reporter`''': 報告者フィールドのすべてのメールアドレスに常に通知メールを送信します (default: false) 40 * '''`always_notify_owner`''': (''0.9 以降'') 担当者フィールドのメールアドレスに常に通知メールを送信します (default: false) 41 * '''`always_notify_updater`''': (''0.10 以降'') チケットの更新者に常に通知メールを送信します (default: false) 42 * '''`use_public_cc`''': (''0.10 以降'') To: (担当者, 報告者) と CC: のアドレスのリストがすべての受信者に見えるかどうかを設定します ( デフォルトは ''Bcc:'' で見えません) 43 * '''`use_short_addr`''': (''0.10 以降'') 通知メールの配信でメールアドレスがドメイン名を含むようにするかどうかを設定します (例 ''@<domain.com>'' で終わらないようにする)。このオプションは SMTP サーバがローカルアドレスをハンドリングでき、ローカルのメールボックスとユーザ名/ログイン名をマップできるような環境、イントラネット内で使用するときに便利です 44 * '''`ignore_domains`''': メールアドレスの一部と見なされるべきでないドメインのカンマ区切りリスト (Kerberos ドメインのユーザ名向け) 45 * '''`mime_encoding`''': (''0.10 以降'') MIME のエンコードのスキームを選択します。サポートする値: 46 * `none`: デフォルト値。テキストがプレーンな ASCII 文字コード、もしくはその他 8 ビットの文字コードであるときに、 7 ビットエンコードを使用します 47 * `base64`: どのような内容が含まれていても動作します。敏感なアンチスパム / アンチウイルスエンジンではいくつかの問題があるかもしれません 48 * `qp` または `quoted-printable`: 8 ビットエンコーディングが使用できない場合、ヨーロッパの言語に対して最適です ( base64 よりもコンパクトです ) 49 * '''`ticket_subject_template`''': (''0.11 以降'') 通知メールの件名 (Subject) に使用する [http://genshi.edgewall.org/wiki/Documentation/text-templates.html Genshi テキストテンプレート] 50 * '''`email_sender`''': (''0.12 以降'') `IEmailSender` インタフェースを実装しているコンポーネント名。通知システムは、ここで設定されたコンポーネントを使用してメールを送信します。現在のところ Trac では以下のコンポーネントが提供されています: 51 * `SmtpEmailSender`: SMTP サーバに接続してメールを送信する (デフォルト) 52 * `SendmailEmailSender`: `sendmail` 互換の実行ファイルを実行してメールを送信する 53 54 '''`smtp_from`''' か '''`smtp_replyto`''' の一方 (もしくは両方) が ''必ず'' 設定されていなければなりません。設定されていない場合、 Trac は通知メールの送信を拒否します。 55 56 以下のオプションは SMTP でのメッセージ伝送方法を指定するために使用します。 57 * '''`smtp_server`''': 通知メッセージに使用されるSMTPサーバ 58 * '''`smtp_port`''': (''0.9 以降'') SMTP サーバが使用するポート番号 59 * '''`smtp_user`''': (''0.9 以降'') SMTP 認証アカウントのユーザID 60 * '''`smtp_password`''': (''0.9 以降'') SMTP 認証アカウントのパスワード 61 * '''`use_tls`''': (''0.10 以降'') SMTP サーバ経由で通知メールを送信するときに、GMail などの [http://en.wikipedia.org/wiki/Transport_Layer_Security TLS] を使用するかどうかを切り替えます 62 63 以下のオプションは `sendmail` 互換の実行ファイルを使用する場合のメッセージ伝送方法を指定するために使用します。 64 * '''`sendmail_path`''': (''0.12 以降'') sendmail の実行ファイルへのパスを設定します。ここで指定する sendmail プログラムは `-i` および `-f` オプションを解釈できなければなりません 65 66 === コンフィグレーションの例 (SMTP) === #ExampleConfigurationSMTP 67 {{{ 4 Trac supports notification of ticket changes via email. 5 6 Email notification is useful to keep users up-to-date on tickets/issues of interest, and also provides a convenient way to post all ticket changes to a dedicated mailing list. For example, this is how the [http://lists.edgewall.com/archive/trac-tickets/ Trac-tickets] mailing list is set up. 7 8 Disabled by default, notification can be activated and configured in [wiki:TracIni trac.ini]. 9 10 == Receiving Notification Mails 11 When reporting a new ticket or adding a comment, enter a valid email address or your Trac username in the ''reporter'', ''assigned to/owner'' or ''cc'' field. Trac will automatically send you an email when changes are made to the ticket, depending on how notification is configured. 12 13 === How to use your username to receive notification mails 14 15 To receive notification mails, you can either enter a full email address or your Trac username. To get notified with a simple username or login, you need to specify a valid email address in the ''Preferences'' page. 16 17 Alternatively, a default domain name ('''`smtp_default_domain`''') can be set in the TracIni file, see [#ConfigurationOptions Configuration Options] below. In this case, the default domain will be appended to the username, which can be useful for an "Intranet" kind of installation. 18 19 When using apache and mod_kerb for authentication against Kerberos / Active Directory, usernames take the form ('''`username@EXAMPLE.LOCAL`'''). To avoid this being interpreted as an email address, add the Kerberos domain to ('''`ignore_domains`'''). 20 21 === Ticket attachment notifications 22 23 Since 1.0.3 Trac will send notifications when a ticket attachment is added or deleted. Usually attachment notifications will be enabled in an environment by default. To disable the attachment notifications for an environment the `TicketAttachmentNotifier` component must be disabled: 24 {{{#!ini 25 [components] 26 trac.ticket.notification.TicketAttachmentNotifier = disabled 27 }}} 28 29 == Configuring SMTP Notification 30 31 '''Important:''' For TracNotification to work correctly, the `[trac] base_url` option must be set in [wiki:TracIni trac.ini]. 32 33 === Configuration Options 34 These are the available options for the `[notification]` section in trac.ini: 35 36 [[TracIni(notification)]] 37 38 === Example Configuration (SMTP) 39 {{{#!ini 68 40 [notification] 69 41 smtp_enabled = true … … 74 46 }}} 75 47 76 === コンフィグレーションの例 (`sendmail`) === #ExampleConfigurationsendmail77 {{{ 48 === Example Configuration (`sendmail`) 49 {{{#!ini 78 50 [notification] 79 51 smtp_enabled = true … … 85 57 }}} 86 58 87 === メールの件名をカスタマイズする === #Customizingthee-mailsubject 88 `ticket_subject_template` オプションを使用することでメールの件名をカスタマイズできます。このオプションには [http://genshi.edgewall.org/wiki/Documentation/text-templates.html Genshi テキストテンプレート] を含めることができます。デフォルト値は以下の通りです: 89 {{{ 59 === Subscriber Configuration 60 The default subscriptions are configured in the `[notification-subscriber]` section in trac.ini: 61 62 [[TracIni(notification-subscriber)]] 63 64 Each user can override these defaults in his ''Notifications'' preferences. 65 66 For example to unsubscribe from notifications for one's own changes and comments, the rule "Never notify: I update a ticket" should be added above other subscription rules. 67 68 === Customizing the e-mail subject 69 The e-mail subject can be customized with the `ticket_subject_template` option, which contains a [http://genshi.edgewall.org/wiki/Documentation/text-templates.html Genshi text template] snippet. The default value is: 70 {{{#!genshi 90 71 $prefix #$ticket.id: $summary 91 72 }}} 92 テンプレートでは以下の変数が使用可能です:93 94 * `env`: プロジェクトの Environemnt ([http://trac.edgewall.org/browser/trunk/trac/env.py env.py] 参照)95 * `prefix`: `smtp_subject_prefix` で定義したプレフィックス96 * `summary`: チケットの概要 (Summary), 概要が変更されている場合は古い値97 * `ticket`: ticket model オブジェクト ([http://trac.edgewall.org/browser/trunk/trac/ticket/model.py model.py] 参照)。個別のチケット属性は `$ticket.milestone` のように、ドット (.) で区切って (訳注: 英語での) 属性名を加えることで、参照可能98 99 === メールの内容をカスタマイズする === #Customizingthee-mailcontent100 101 通知メールの内容は `trac/templates` の `ticket_notify_email.txt` を基に生成されます。編集した `ticket_notify_email.txt` を Environment の templates ディレクトリに配置することで、カスタマイズすることができます。デフォルトはこのようになっています:102 103 {{{ 73 The following variables are available in the template: 74 75 * `env`: The project environment (see [trac:source:/trunk/trac/env.py env.py]). 76 * `prefix`: The prefix defined in `smtp_subject_prefix`. 77 * `summary`: The ticket summary, with the old value if the summary was edited. 78 * `ticket`: The ticket model object (see [trac:source:/trunk/trac/ticket/model.py model.py]). Individual ticket fields can be addressed by appending the field name separated by a dot, eg `$ticket.milestone`. 79 80 === Customizing the e-mail content 81 82 The notification e-mail content is generated based on `ticket_notify_email.txt` in `trac/ticket/templates`. You can add your own version of this template by adding a `ticket_notify_email.txt` to the templates directory of your environment. The default looks like this: 83 84 {{{#!genshi 104 85 $ticket_body_hdr 105 86 $ticket_props … … 130 111 {% end %}\ 131 112 132 -- 113 -- 133 114 ${_('Ticket URL: <%(link)s>', link=ticket.link)} 134 115 $project.name <${project.url or abs_href()}> 135 116 $project.descr 136 117 }}} 137 == Email サンプル == #SampleEmail 118 119 == Sample Email 138 120 {{{ 139 121 #42: testing 140 122 ---------------------------+------------------------------------------------ 141 Id: 42 | Status: assigned 123 Id: 42 | Status: assigned 142 124 Component: report system | Modified: Fri Apr 9 00:04:31 2004 143 Severity: major | Milestone: 0.9 144 Priority: lowest | Version: 0.6 145 Owner: anonymous | Reporter: jonas@example.com 125 Severity: major | Milestone: 0.9 126 Priority: lowest | Version: 0.6 127 Owner: anonymous | Reporter: jonas@example.com 146 128 ---------------------------+------------------------------------------------ 147 129 Changes: 148 * component: chang set view => search system130 * component: changeset view => search system 149 131 * priority: low => highest 150 132 * owner: jonas => anonymous … … 161 143 }}} 162 144 163 == MS Outlook 向け E メールカスタマイズ == #Customizinge-mailcontentforMSOutlook 164 165 通常何も設定していなければ、 MS Outlook では可変長フォントのプレーンテキストメールを提示します。そのため、チケットプロパティの表は確実にゴチャゴチャしたように見えます。この問題は、 [#Customizingthee-mailcontent メールテンプレート] のカスタマイズにより解決することができます。 166 167 168 テンプレートの2行目を次のように置き換えます: 145 == Customizing e-mail content for MS Outlook 146 147 MS Outlook normally presents plain text e-mails with a variable-width font, and as a result the ticket properties table will most certainly look like a mess in MS Outlook. This can be fixed with some customization of the [#Customizingthee-mailcontent e-mail template]. 148 149 Replace the following second row in the template: 169 150 {{{ 170 151 $ticket_props 171 152 }}} 172 153 173 この代わりに (''Python 2.6 以降が必要''):154 with this (requires Python 2.6 or later): 174 155 {{{ 175 156 -------------------------------------------------------------------------- 176 157 {% with 177 158 pv = [(a[0].strip(), a[1].strip()) for a in [b.split(':') for b in 178 [c.strip() for c in 159 [c.strip() for c in 179 160 ticket_props.replace('|', '\n').splitlines()[1:-1]] if ':' in b]]; 180 sel = ['Reporter', 'Owner', 'Type', 'Status', 'Priority', 'Milestone', 161 sel = ['Reporter', 'Owner', 'Type', 'Status', 'Priority', 'Milestone', 181 162 'Component', 'Severity', 'Resolution', 'Keywords'] %}\ 182 163 ${'\n'.join('%s\t%s' % (format(p[0]+':', ' <12'), p[1]) for p in pv if p[0] in sel)} … … 185 166 }}} 186 167 187 チケットプロパティの表は、選択するプロパティのリストに置き換えられます。MS Outlook を使用する際に、デフォルトの表よりわかりやすくなるように、タブ文字で名前と値を分離しています。 168 The table of ticket properties is replaced with a list of a selection of the properties. A tab character separates the name and value in such a way that most people should find this more pleasing than the default table when using MS Outlook. 188 169 {{{#!div style="margin: 1em 1.75em; border:1px dotted" 189 170 {{{#!html … … 205 186 Changes:<br /> 206 187 <br /> 207 * component: chang set view => search system<br />188 * component: changeset view => search system<br /> 208 189 * priority: low => highest<br /> 209 190 * owner: jonas => anonymous<br /> … … 221 202 }}} 222 203 223 ** 重要**: `sel` にリストされているチケットフィールドのみ HTML メールに含まれます。もし、メールに当然含まなくてはならないカスタムチケットフィールドを定義するのであれば、`sel` に追加しなければなりません。例:204 **Important**: Only those ticket fields that are listed in `sel` are part of the HTML mail. If you have defined custom ticket fields which are to be part of the mail, then they have to be added to `sel`. Example: 224 205 {{{ 225 206 sel = ['Reporter', ..., 'Keywords', 'Custom1', 'Custom2'] 226 207 }}} 227 208 228 しかしながら、 自動的なHTMLフォーマットのメールのように完璧ではありません。それでも、現状のチケットのプロパティをマイクロソフトのアウトルックによって少なくとも読むことは出来ます。。。 229 230 231 == SMTP リレーホストとして GMail を使用する == #UsingGMailastheSMTPrelayhost 232 233 以下のような設定を使用します 234 {{{ 209 However, the solution is still a workaround to an automatically HTML-formatted e-mail. 210 211 == Using GMail as the SMTP relay host 212 213 Use the following configuration snippet: 214 {{{#!ini 235 215 [notification] 236 216 smtp_enabled = true … … 243 223 }}} 244 224 245 ''user'' と ''password'' の箇所は、 GMail のアカウントで置き換えてください。 ''たとえば'' [http://gmail.com] にログインするときに使用しているものです。 246 247 代わりに `smtp_port = 25` を使用することもできます。 (訳注: おそらく `gmail.com` 宛のメールしか届きません)[[br]] 248 しかし `smtp_port = 465` は使用できません。これは動作しないだけでなく、通知メール送信がデッドロックします。ポート番号 465 は SMTPS プロトコル (訳注: SSMTP とも言います) に使用されますが、 Trac はこれをサポートしていません。詳しくは [trac:comment:2:ticket:7107 #7107] を参照してください。 249 250 == 自分が変更した通知をフィルタする == #Filteringnotificationsforonesownchanges 251 Gmail では、以下のフィルタを使用できます: 252 253 {{{ 254 from:(<smtp_from>) (("Reporter: <username>" -Changes) OR "Changes (by <username>)") 255 }}} 256 257 Trac 0.10 の場合は、下記のフィルタを使用してください: 258 {{{ 259 from:(<smtp_from>) (("Reporter: <username>" -Changes -Comment) OR "Changes (by <username>)" OR "Comment (by <username>)") 260 }}} 261 262 通知メールを削除する場合などにも使用できます。 263 264 Thunderbird で IMAP を使用している場合は、この方法は使えません 265 (http://kb.mozillazine.org/Filters_(Thunderbird)#Filtering_the_message_body 参照)。 266 267 最良の方法は conf/trac.ini の "always_notify_updater" を false に設定することです。 268 しかし、この方法では自分が担当者 (owner) になっていたり、報告 (reporter) したチケットへのコメントが取得できなくなります。 269 270 プラグインを追加することで解決するかもしれません: 271 http://trac-hacks.org/wiki/NeverNotifyUpdaterPlugin 272 273 == トラブルシューティング == #Troubleshooting 274 275 通知メールの設定がうまくいかないとき、最初にログが出力されるようになっているか確かめて下さい。そしてどういうエラーメッセージが出力されているかを見てください。[trac:TracLogging TracLogging] にログについて書いてあるので見て下さい。 276 277 通知メールのエラーは Web インタフェースで報告されないので、誰かがチケットを更新したり、新規のチケットを登録しても通知メールが届かないことにまったく気づかないでしょう。 Trac の管理者はエラートレースを追い、ログをみる必要があります。 278 279 === ''Permission denied'' エラー === #Permissiondeniederror 280 281 たいていのエラーメッセージ: 282 {{{ 225 where ''user'' and ''password'' match an existing GMail account, ie the ones you use to log in on [http://gmail.com]. 226 227 Alternatively, you can use `smtp_port = 25`.[[br]] 228 You should not use `smtp_port = 465`. Doing so may deadlock your ticket submission. Port 465 is reserved for the SMTPS protocol, which is not supported by Trac. See [trac:comment:2:ticket:7107 #7107] for details. 229 230 == Troubleshooting 231 232 If you cannot get the notification working, first make sure the log is activated and have a look at the log to find if an error message has been logged. See TracLogging for help about the log feature. 233 234 Notification errors are not reported through the web interface, so the user who submits a change or a new ticket never gets notified about a notification failure. The Trac administrator needs to look at the log to find the error trace. 235 236 === ''Permission denied'' error 237 238 Typical error message: 239 {{{#!sh 283 240 ... 284 241 File ".../smtplib.py", line 303, in connect … … 287 244 }}} 288 245 289 このエラーはたいていサーバのセキュリティの設定に起因します: 多くの Linux のディストリビューションでは Web サーバ (Apache など ...) からローカルの SMTP サーバにメールを送信させません。 290 291 多くのユーザはマニュアルに SMTP サーバに接続できるか試すよう書いてあり、成功するので混乱するでしょう:292 {{{ 246 This error usually comes from a security settings on the server: many Linux distributions do not allow the web server (Apache, ...) to post email messages to the local SMTP server. 247 248 Many users get confused when their manual attempts to contact the SMTP server succeed: 249 {{{#!sh 293 250 telnet localhost 25 294 251 }}} 295 トラブルの原因は、一般ユーザは SMTP サーバに接続できるけれども、 Web サーバは接続できないということです:296 {{{ 252 This is because a regular user may connect to the SMTP server, but the web server cannot: 253 {{{#!sh 297 254 sudo -u www-data telnet localhost 25 298 255 }}} 299 256 300 このような場合、 Web サーバ が SMTP サーバにメールを送信するときに認証を行うように設定する必要があります。実際の設定は使用している Linux のディストリビューションと現在のセキュリティのポリシーによります。 Trac の [trac:MailingList MailingList] のアーカイブを参照して下さい。 301 302 関係のあるメーリングリストのスレッド:257 In such a case, you need to configure your server so that the web server is authorized to post to the SMTP server. The actual settings depend on your Linux distribution and current security policy. You may find help in the Trac [trac:MailingList MailingList] archive. 258 259 Relevant ML threads: 303 260 * SELinux: http://article.gmane.org/gmane.comp.version-control.subversion.trac.general/7518 304 261 305 F edora 10 の SELinux では下記のコマンドで対処できます:306 {{{ 262 For SELinux in Fedora 10: 263 {{{#!sh 307 264 $ setsebool -P httpd_can_sendmail 1 308 265 }}} 309 === ''Suspected spam'' エラー === #Suspectedspamerror 310 311 SMTP サーバの中には Trac によって送信される通知メールを拒否するのもあるでしょう。 312 313 Trac はデフォルトで通知メールを Base64 エンコーディングして受信者に送信します。メールの本文 (Body) 全体がエンコードされる (訳注:チケットのタイトルに日本語が含まれる場合、通知メールの Subject ヘッダも utf-8 base64 エンコーディングされます) ので、繊細なメールサーバ上の ''false positive'' な SPAM 発見プログラムのトリガになってしまいます。このような状況に遭遇した場合、 `mime_encoding` オプションでデフォルトのエンコーディングを "quoted-printable" に変更することを推奨します。 314 315 "quoted-printable" エンコーディングは ラテン系の文字セットで使用すると効果があります。アジア系の文字セットでは、 Base64 エンコーディングに固定することを推奨します。 (訳注: 日本語のメールで主に使用されるエンコードは `ISO-2022-JP` ですが、 Trac が送信する通知メールは `UTF-8` でエンコードされ、さらに `BASE64` か `quoted-printable` で 7bit-safe な形式にエンコードされます。 `ISO-2022-JP` エンコーディングでない日本語のメールは Spam 検出エンジンに誤判定されやすくなる傾向があるようです。また、 MUA がこれらのエンコードに対応していない場合、たとえ受信できたとしても文字化けしたり表示できない可能性があります。) 316 317 === ''501, 5.5.4 Invalid Address'' エラー === #a5015.5.4InvalidAddresserror 318 319 IIS 6.0 で 320 {{{ 321 Failure sending notification on change to ticket #1: SMTPHeloError: (501, '5.5.4 Invalid Address') 322 }}} 323 上記のエラーが trac のログにでる場合、 [http://support.microsoft.com/kb/291828 ここ]を参考に解決してください。 324 266 267 === ''Suspected spam'' error 268 269 Some SMTP servers may reject the notification email sent by Trac. 270 271 The default Trac configuration uses Base64 encoding to send emails to the recipients. The whole body of the email is encoded, which sometimes trigger ''false positive'' spam detection on sensitive email servers. In such an event, change the default encoding to "quoted-printable" using the `mime_encoding` option. 272 273 Quoted printable encoding works better with languages that use one of the Latin charsets. For Asian charsets, stick with the Base64 encoding. 325 274 326 275 ---- 327 See also: TracTickets, TracIni, TracGuide 276 See also: TracTickets, TracIni, TracGuide, [trac:TracDev/NotificationApi]