Changes between Version 1 and Version 2 of TracLogging


Ignore:
Timestamp:
May 13, 2012, 9:15:45 PM (13 years ago)
Author:
trac
Comment:

--

Legend:

Unmodified
Added
Removed
Modified
  • TracLogging

    v1 v2  
    1 = ログ =
     1= ログ = #TracLogging
    22[[TracGuideToc]]
    33
    44Trac は Python の標準 [http://docs.python.org/lib/module-logging.html ロギングモジュール] (訳注: [http://www.python.jp/doc/release/lib/module-logging.html 日本語ドキュメント]) を使用したシステムメッセージのログ出力に対応しています。
    55
    6 ログは [wiki:TracIni trac.ini] の {{{[logging]}}} セクションで設定することができます。
     6ログは [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `[logging]` セクションで設定することができます。
    77
    8 == 対応しているログの種類 ==
     8== 対応しているログの種類 == #SupportedLoggingMethods
    99
    10 ログの出力方法は設定ファイルの `log_type` オプションで設定されます。以下の値が使用できます。
     10ログの出力方法は [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_type` オプションで設定されます。以下の値が使用できます:
     11
    1112 '''none''':: すべてのログメッセージを抑制する。
    12  '''file''':: ログをファイルに出力する。 [wiki:TracIni trac.ini] の ''log_file'' ディレクティブで指定する
     13 '''file''':: ログをファイルに出力する。 [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の ''log_file'' ディレクティブで指定する。 `log_file` の中の相対パスは TracEnvironment の `log` ディレクトリへの相対パスとして解決されます
    1314 '''stderr''':: コンソールにすべてのログを出力する。([wiki:TracStandalone tracd] のみ)
    14  '''syslog''':: (UNIX) ローカルの名前付きパイプの `/dev/log` 経由で syslogd にログを出力する。
     15 '''syslog''':: (UNIX) 名前付きパイプ `/dev/log` を通してすべてのログメッセージをローカルの syslog に送信する。 syslog はデフォルトでファイル /var/log/messages に出力される。
    1516 '''eventlog''':: (Windows) イベントログに Trac のログを出力する。
    1617
    17 == ログレベル ==
     18== ログレベル == #LogLevels
    1819
    19 出力するログのレベルは [wiki:TracIni trac.ini] の ''log_level'' ディレクティブで指定します。ログレベルは出力するログメッセージの最低限のレベルを定義します。
     20出力するログの冗長レベルは [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_level` オプションで指定します。ログレベルは出力するログメッセージの最低限のレベルを定義します。レベルには下記の種類があります:
    2021
    21 レベルの種類:
    22  '''CRITICAL''':: 最も危険なログのみ。たいていは致命的なメッセージです。
    23  '''ERROR''':: 処理失敗、バグ、エラーの要求。
     22 '''CRITICAL''':: 最も重要なエラーのみ。たいていは致命的なメッセージです。
     23 '''ERROR''':: 処理失敗、バグ、エラー。
    2424 '''WARN''':: 警告、処理を中断するほどではないイベント。
    2525 '''INFO''':: 診断メッセージ。すべてのプロセスについてのログ情報。
    2626 '''DEBUG''':: トレースメッセージ、プロファイリングなど。
    2727
     28Note: Trac 0.11.5 以降で SQL 文をログに出力することができるようになりました。非常に冗長なログになるので、デフォルトでは OFF に成っています (`[trac] debug_sql =yes` を TracIni に設定することで有効化できます)。
     29
     30== ログの出力フォーマット == #LogFormat
     31
     32Trac 0.10.4 以降 ([http://trac.edgewall.org/ticket/#2844 #2844] を参照) では、 [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_format` オプションを使用することで、ログエントリーの出力フォーマットを設定することが可能です。フォーマットは [http://docs.python.org/lib/node422.html Python ロギングフォーマッタ変数] を含むことができる文字列です。そのうえ、以下の Trac 特有の変数を使用することができます:
     33 '''$(basename)s''':: Environment のベースネーム
     34 '''$(path)s''':: Environment の絶対パス
     35 '''$(project)s''':: プロジェクト名
     36
     37Note: 変数には、パーセント記号 (`%(...)s`) ではなく、ドル記号 (`$(...)s`) を使用します。
     38
     39デフォルトのフォーマットは以下の通りです:
     40{{{
     41log_format = Trac[$(module)s] $(levelname)s: $(message)s
     42}}}
     43
     44以下は、ログにプロジェクト名を出力する例です (全てのログが同じ場所 (例えば `syslog`) に出力される複数プロジェクト環境で役に立ちます) 。この例では、プロジェクトを特定するのに `basename` を使用しています:
     45{{{
     46log_format = Trac[$(basename)s:$(module)s] $(levelname)s: $(message)s
     47}}}
     48
    2849----
    2950See also: TracIni, TracGuide, TracEnvironment