Changes between Version 1 and Version 2 of TracLinks


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Timestamp:
May 13, 2012, 9:15:45 PM (13 years ago)
Author:
trac
Comment:

--

Legend:

Unmodified
Added
Removed
Modified
  • TracLinks

    v1 v2  
    1 = Trac リンク =
     1= Trac リンク = #TracLinks
     2[[TracGuideToc]]
     3
    24TracLinks は Trac の基礎となる機能です。というのも、 TracLinks によってシステムのエントリ間 - チケット、レポート、チェンジセット、Wikiページ、マイルストーン、ソースファイルなど - で簡単にハイパーリンクすることができるからです。
    35
    4 TracLinks は通常、 '''type:id''' (''id'' はコンポーネント
     6TracLinks は通常、 '''type:id''' (''id'' はアイテム
    57番号や名前、パス) の形式で記述しますが、よく使われるコンポーネントについては、
    68下の例のように表記を省略することもできます。
    79
    8 例:
    9  * チケット: '''!#1''' or '''!ticket:1'''
    10  * チケットのコメント: '''!comment:ticket:1:2'''
    11  * レポート: '''!{1}''' or '''!report:1'''
    12  * チェンジセット: '''!r1''', '''![1]''', '''!changeset:1''' or (restricted) '''![1/trunk]''', '''!changeset:1/trunk'''
    13  * リビジョンログ: '''!r1:3''', '''![1:3]''' or '''!log:@1:3''', '''!log:trunk@1:3'''
    14  * Diffs ([http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 0.10] 以降): '''!diff:@1:3''', '''!diff:tags/trac-0.9.2/wiki-default//tags/trac-0.9.3/wiki-default''' or '''!diff:trunk/trac@3538//sandbox/vc-refactoring@3539'''
    15  * Wiki ページ: '''CamelCase''' or '''!wiki:CamelCase'''
    16  * マイルストーン: '''!milestone:1.0'''
    17  * 添付ファイル: '''!attachment:ticket:944:attachment.1073.diff'''
    18  * ファイル: '''!source:trunk/COPYING'''
    19  * あるリビジョンのファイル: '''!source:/trunk/COPYING#200'''
    20  * あるリビジョンのファイルのある行数: '''!source:/trunk/COPYING@200#L25'''
    21 表示:
    22  * チケット: #1 or ticket:1
    23  * チケットのコメント: comment:ticket:1:2
    24  * レポート: {1} or report:1
    25  * チェンジセット: r1, [1], changeset:1, or (restricted) [1/trunk], changeset:1/trunk
    26  * リビジョンログ: r1:3, [1:3] or log:@1:3, log:trunk@1:3
    27  * Diffs ([http://trac.edgewall.org/milestone/0.10 0.10] 以降): diff:@20:30, diff:tags/trac-0.9.2/wiki-default//tags/trac-0.9.3/wiki-default or diff:trunk/trac@3538//sandbox/vc-refactoring/trac@3539
    28  * Wiki ページ: CamelCase or wiki:CamelCase
    29  * マイルストーン: milestone:1.0
    30  * 添付ファイル: attachment:ticket:944:attachment.1073.diff
    31  * ファイル: source:trunk/COPYING
    32  * あるリビジョンのファイル: source:/trunk/COPYING#200
    33  * あるリビジョンのファイルのある行数: source:/trunk/COPYING@200#L25
     10== TracLinks が使えるところ == #WheretouseTracLinks
     11TracLinks が使えるのは:
     12
     13 * ソースコード (Subverison) のコミットメッセージ
     14 * Wikiページ
     15 * チケット、レポート、マイルストーンでの説明記述箇所
     16
     17その他、 WikiFormatting を利用可能なことが明示されているすべてのテキストフィールド。
     18
     19== 概要 == #Overview
     20
     21||= Wiki マークアップ =||= 表示 =||
     22{{{#!td
     23 Wiki ページ :: `CamelCase`, `wiki:CamelCase`
     24 親ページ :: `[..]`
     25 チケット :: `#1`, `ticket:1`
     26 チケットのコメント :: `comment:1:ticket:2`
     27 レポート :: `{1}`, `report:1`
     28 マイルストーン :: `milestone:1.0`
     29 添付ファイル :: `attachment:example.tgz` (現在のページの添付ファイル), `attachment:attachment.1073.diff:ticket:944` (絶対パス)
     30 チェンジセット :: `r1`, `[1]`, `changeset:1`, (特定パス配下) `[1/trunk]`, `changeset:1/trunk`
     31 リビジョンログ :: `r1:3`, `[1:3]`, `log:@1:3`, `log:trunk@1:3`, `[2:5/trunk]`
     32 diff :: `diff:@1:3`, `diff:plugins/0.12/mercurial-plugin@9128:9953`,
     33         `diff:tags/trac-0.9.2/wiki-default//tags/trac-0.9.3/wiki-default`
     34          または `diff:trunk/trac@3538//sandbox/vc-refactoring@3539`
     35 ファイル :: `source:trunk/COPYING`, `source:/trunk/COPYING@200` (バージョン 200 における), `source:/trunk/COPYING@200#L25` (バージョン 200 における, 25 行目)
     36}}}
     37{{{#!td
     38 Wiki ページ :: CamelCase, wiki:CamelCase
     39 親ページ :: [..]
     40 チケット :: #1, ticket:1
     41 チケットのコメント :: comment:1:ticket:2
     42 レポート :: {1}, report:1
     43 マイルストーン :: `milestone:1.0`
     44 添付ファイル :: `attachment:example.tgz` (現在のページの添付ファイル), `attachment:attachment.1073.diff:ticket:944` (絶対パス)
     45 チェンジセット :: `r1`, `[1]`, `changeset:1`, (特定パス配下) `[1/trunk]`, `changeset:1/trunk`
     46 リビジョンログ :: r1:3, [1:3], log:@1:3, log:trunk@1:3, [2:5/trunk]
     47 diff :: diff:@1:3, diff:plugins/0.12/mercurial-plugin@9128:9953,
     48         diff:tags/trac-0.9.2/wiki-default//tags/trac-0.9.3/wiki-default
     49          または diff:trunk/trac@3538//sandbox/vc-refactoring@3539
     50 ファイル :: `source:trunk/COPYING`, `source:/trunk/COPYING@200` (バージョン 200 における), `source:/trunk/COPYING@200#L25` (バージョン 200 における, 25 行目)
     51}}}
    3452
    3553'''Note:''' wiki:CamelCase の書式が使われることはほとんどありませんが、
    3654ページ名が WikiPageNames のルールに従っていないページ (一文字、
    37 アルファベット以外の文字、etc.) をリンクしたい場合には便利です。 
     55アルファベット以外の文字、etc.) をリンクしたい場合には便利です。
    3856WikiPageNames に Wiki ページ名へのリンクに関する特記事項が書いてあるので見て下さい。
    3957
    40 フル表記の (簡略形でない) Trac リンクでは、次のようにしてリンクタイトルを
    41 カスタマイズすることもできます:
    42 
    43 {{{
    44 [ticket:1 これは1番目のチケットへのリンクです].
    45 }}}
    46 
    47 表示: [ticket:1 これは1番目のチケットへのリンクです].
    48 
    49 タイトルが省略された場合、 ID のみ(コロンの後ろ側)が表示されます。
    50 
    51 {{{
    52 [ticket:1]
    53 }}}
    54 
    55 表示: [ticket:1]
    56 
    57 もし名前空間の一部が省略されていたら、 `wiki` がデフォルトの値です。(''バージョン 0.10 以降''):
    58 
    59 {{{
    60 [SandBox the sandbox]
    61 }}}
    62 
    63 表示: [SandBox the sandbox]
    64 
    65 TracLinks はとてもシンプルなアイディアですが、実際にはとても複雑な情報網になっています。実際、使う分にはとても直感的で簡単ですし、 "リンクの追跡" がプロジェクトでおこったことやなぜある事象が起こったのかを理解するのにとても役に立ちます。
    66 
    67 以下に示すセクションは特定のリンクの種類の詳細について記述しています。 TracLinks の上級者向けの使用方法も同時に記述します。
    68 
    69 == attachment: リンク ==
    70 
    71 添付ファイルへのリンクのシンタックスは次に示すとおりです:
    72  * !attachment:the_file.txt は、現在のオブジェクトに添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。
    73  * !attachment:wiki:MyPage:the_file.txt は、 Wiki ページ !MyPage に添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。
    74  * !attachment:ticket:753:the_file.txt は、チケット 753 に添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。
    75 
    76 == ソースファイルへのリンク ==
    77 
    78 source:/some/path 形式のリンクは、パスがディレクトリを示しているならば
    79 ディレクトリブラウザを開き、それ以外の場合はリビジョンログを表示します。
    80 また、source:/some/file@123 のように表記することで、特定のリビジョンにリンクしたり、
    81 source:/some/file@latest で、最新のリビジョンにリンクすることもできます。
    82 リビジョンを特定している場合、 !source:/some/file@123#L10 の書式で特定の行にリンクすることができます。
    83 
    84 == search: リンクと query: リンク ==
    85 
    86 [wiki:TracSearch#リンク検索 "TracSearch#リンク検索"] と [wiki:TracQuery#TracLinksを使用する "TracQuery#TracLinks を使用する"] 参照。
    87 
    88 == !SubWiki リンク ==
    89 !SubWiki ページへ !SubWiki リンクするには '/' を使います。:
    90 {{{
    91  [wiki:WikiPage/SubWikiPage].
    92 }}}
    93 
    94 == InterWiki リンク ==
    95 
    96 他に、プレフィックスを自由に定義して、他の Web アプリケーションのリソースをポイントさせることができます。プレフィックスと対応する Web アプリケーションの URL の定義は特殊な Wiki ページ、 InterMapTxt ページで定義されます。 他の TracEnvironment へのリンクを作ることもできますが、より柔軟に他の TracEnvironment を指す特別な方法があることを覚えておいてください。
    97 
    98 == InterTrac リンク ==
    99 
    100 上記の TracLinks はすべて一つの TracEnvironment におけるものでした。他の TracEnvironment をあらわすプレフィックスにコロンを付けたものを TracLinks につけると、実際に他の TracEnvironment に存在するリソースを参照します。他の TracEnvironment は登録しなければなりません。詳しくは InterTrac を参照して下さい。
    101 
    102 
    103 == サーバ上の相対リンク  ==
    104 
    105 サーバ上の静的コンテンツや、 `/register` ページ(訳注:一般的なアカウント登録用ページをあらわしています)
    106 など、 Trac リンク機能自体ではリンクを生成できないような同じサーバ上のオブジェクトにリンクすることが出来たら便利なこともあるでしょう。
    107 サーバのルートからの絶対パスか
    108 現在のページの URL からの相対リンクを指定するだけで、そのようなことを実現出来るようになりました:
    109 
    110 {{{
    111 [../newticket newticket]
    112 [/ home]
    113 }}}
    114 
    115 表示: [../newticket newticket] [/ home]
    116 
    117 == Trac リンクで空白文字をエスケープする ==
     58
     59{{{#!table class=""
     60|||| 完全表記の (簡略形でない) Trac リンクでは、次のようにしてリンクタイトルをカスタマイズすることもできます: ||
     61{{{#!td
     62{{{
     63[ticket:1 これは1番目のチケットへのリンクです] または
     64[[ticket:1|これは1番目のチケットへのリンクです]]。
     65}}}
     66}}}
     67{{{#!td
     68[ticket:1 これは1番目のチケットへのリンクです] または
     69[[ticket:1|これは1番目のチケットへのリンクです]]。
     70}}}
     71|--------------------------------------------------------------------------------------
     72|||| タイトルが省略された場合、 ID のみ (コロンの後ろ側) が表示されます: ||
     73{{{#!td
     74{{{
     75[ticket:1] または [[ticket:2]]
     76}}}
     77}}}
     78{{{#!td
     79[ticket:1] または [[ticket:2]]
     80}}}
     81|--------------------------------------------------------------------------------------
     82|||| 完全表記から名前空間が省略されている場合、デフォルト値として `wiki` が使用されます: ||
     83{{{#!td
     84{{{
     85[SandBox サンドボックス] または
     86[[SandBox|サンドボックス]]
     87}}}
     88}}}
     89{{{#!td
     90[SandBox サンドボックス] または
     91[[SandBox|サンドボックス]]
     92}}}
     93|--------------------------------------------------------------------------------------
     94|||| ''realm:target'' 形式のリンクで特殊な文字を使用したい場合は、 <...> で囲んでください。 [[br]] (ただし > は使用できません) [[br]] 訳注: target 該当箇所を "" で囲む形式との違いは、バージョンに展開される `@` などのような特殊文字も解釈されずに、そのまま target として使用されることにあります。 ||
     95{{{#!td
     96{{{
     97<wiki:Strange(page@!)>
     98}}}
     99}}}
     100{{{#!td
     101<wiki:Strange(page@!)>
     102}}}
     103}}}
     104
     105TracLinks はとてもシンプルなアイディアですが、実際にはとても複雑な情報網になっています。実際、使う分にはとても直感的で簡単ですし、 "リンクを追跡する" ことによってプロジェクトでおこったことやなぜある事象が起こったのかを理解するのにとても役に立ちます。
     106
     107
     108== TracLinks の高度な利用 == #AdvanceduseofTracLinks
     109
     110=== 相対リンク === #Relativelinks
     111
     112ページ内の特定アンカーにリンクするには '#' を使用します:
     113{{{
     114 [#Relativelinks 相対リンク] または [[#Relativelinks|相対リンク]]
     115}}}
     116表示:
     117  [#Relativelinks 相対リンク] または [[#Relativelinks|相対リンク]]
     118
     119Hint: セクションのタイトルにマウスオーバしたときに、文字 '¶' が表示されます。これはそのセクションへのリンクですので、 `#...` の部分をコピーすれば、相対リンクのアンカーとして使用できます。
     120
     121[http://trac.edgewall.org/wiki/SubWiki SubWiki] ページにリンクするには '/' を使用します:
     122{{{
     123 WikiPage/SubWikiPage または ./SubWikiPage
     124}}}
     125
     126[http://trac.edgewall.org/wiki/SubWiki SubWiki] ページから親ページにリンクするには、 '..' を使用します:
     127{{{
     128  [..] または [[..]]
     129}}}
     130  [..] または [[..]]
     131
     132[http://trac.edgewall.org/wiki/SubWiki SubWiki] ページから [=#sibling 兄弟の位置にある] ページにリンクするには、 '../' を使用します:
     133{{{
     134  [../Sibling 次の兄弟ページ] または [[../Sibling|次の兄弟ページ]]
     135}}}
     136  [../Sibling 次の兄弟ページ] または [[../Sibling|次の兄弟ページ]]
     137
     138しかし、兄弟の位置にあるページにリンクするために `../` プレフィックスを使用しない方がいい場合もあります。
     139Wiki リンクのロケーションを解決するとき、相対リンクではリンクを記述するページから階層内での近い位置にあるページが選択されます。
     140つまり、階層化されているページの場合、トップレベルにあるページよりも、兄弟の位置にあるページが優先されます。
     141プレフィックスを使用しない場合は [[WikiNewPage#renaming|ページ名変更]] による下位の階層へのページのコピーや移動の際に、
     142リンクを書き換える必要がなくなるので、簡単にできるようになります。
     143
     144明示的に [=#toplevel トップレベル] の Wiki ページへのリンクを記述する場合は、
     145`wiki:/` プレフィックスを使用してください。
     146ただし、 `/` プレフィックスを単独で使う場合 **Wiki ページへのリンクになりません**。
     147`/` で始まるリンクは [#Server-relativelinks サーバ相対リンク] のシンタックスとして解釈されるため、
     148`/wiki/` が付与されない、不完全な URL になってしまいます。
     149
     150''(0.11 で変更された箇所です)'' Trac 0.10 では `[../newticket]` のように書くと、トップレベル URL の `/newticket` にリンクする動作でした。しかし 0.11 では Wiki の名前空間にとどまり、兄弟の位置にあるページにリンクします。
     151新しいシンタックスについては [#Server-relativelinks サーバ相対リンク] を参照してください。
     152
     153=== InterWiki リンク === #InterWikilinks
     154
     155他に、プレフィックスを自由に定義して、他の Web アプリケーションのリソースをポイントさせることができます。プレフィックスと対応する Web アプリケーションの URL の定義は特殊な Wiki ページである InterMapTxt ページで定義されます。他の TracEnvironment へのリンクを作ることもできますが、より柔軟に他の TracEnvironment を指す特別な方法があることを覚えておいてください。
     156
     157=== InterTrac リンク === #InterTraclinks
     158
     159InterWiki リンクと同じ要領で使用できますが、リンクする対象を他の Trac プロジェクトに特化した機能です。
     160
     161ある Trac Environment に記述される、どんな形式の Trac リンクであっても、他の Trac Environment のリソースを参照することができます。他の Trac Environment のリソースを指すためには、 Trac リンクのプレフィックスとして、リンク先の Trac Environment の名前とコロンを付与してください。このリンク先の Trac Environment は、名前そのものかエイリアスを、あらかじめ InterTrac に登録しておく必要があります。
     162
     163InterWiki リンクに対する InterTrac リンクの利点は、 Trac リンクの短縮書式 (`{}`, `r`, `#` など) を使えることにあります。例えば、 Trac プロジェクトへのエイリアスとして T が設定されている場合、 Trac プロジェクトへのチケットへのリンクは `#T234` と書くことができ、 Trac プロジェクトへのチェンジセットへのリンクは `[trac 1508]` と書くことができます。
     164完全な詳細は InterTrac を参照してください。
     165
     166=== サーバ相対リンク === #Server-relativelinks
     167
     168静的リソースや `newticket` のような固定リンク、 `/register` ページのような
     169サーバ内で共有するリソースなど、 Trac のリンク機構にビルトインされていない
     170リソースに対して Project 内でリンクする機能は時折、有用になります。
     171
     172Project 内のリソースにリンクするためには、 Project root からの絶対パスか、
     173現在のページの URL からの相対リンクを使用します (''0.11 で変更された箇所です''):
     174
     175{{{
     176[/newticket 新規チケット作成] または [[//newticket|新規チケット作成]]
     177[/ home] または [[/|home]]
     178}}}
     179
     180表示: [/newticket 新規チケット作成] または [[//newticket|新規チケット作成]]
     181[/ home] または [[/|home]]
     182
     183サーバ上の他のロケーション (Project の外部だが同じ FQDN にホストされているリソース) にリンクするためには、 '//' リンクシンタックスを使用します (''0.11 で変更された箇所です''):
     184
     185{{{
     186[//register ここで登録します] または [[//register|ここで登録します]]
     187}}}
     188
     189表示: [//register ここで登録します] または [[//register|ここで登録します]]
     190
     191=== Trac リンクで空白文字をエスケープする === #QuotingspaceinTracLinks
    118192
    119193TracLinks のプレフィックスの後ろにスペースを含んだターゲットがある場合、
     
    123197 * !attachment:'the file.txt' もしくは
    124198 * !attachment:"the file.txt"
    125  * !attachment:"ticket:123:the file.txt"
    126 
    127 == TracLinks が使えるところ ==
    128 TracLinks が使えるのは:
    129 
    130  * ソースコード (Subverison) のコミットメッセージ
    131  * Wikiページ
    132  * チケット、レポート、マイルストーンでの説明記述箇所
    133 
    134 その他、 WikiFormatting を利用可能なことが明示されているすべてのテキストフィールド。
    135 
    136 == リンクの無効化 ==
    137 
    138 !TracLinks を無効化するには、先頭に '!' (エクスクラメーションマーク)を付けます。
     199 * !attachment:"the file.txt:ticket:123"
     200
     201[http://trac.edgewall.org/wiki/WikiCreole WikiCreole] 形式のリンクを使用する場合、空白文字はそのまま解釈されます (訳注: WikiMacros の書式と重複しているので、マクロ名と同じページ名では使用できません):
     202 * ![[The whitespace convention]]
     203 * ![[attachment:the file.txt]]
     204
     205=== リンクの無効化 === #EscapingLinks
     206
     207!TracLinks を無効化するには、先頭に '!' (エクスクラメーションマーク) を付けます。
    139208{{{
    140209 !NoLinkHere.
     
    146215 ![42] is not a link either.
    147216
     217
     218=== パラメータつきの Trac リンク === #ParameterizedTraclinks
     219
     220Trac リンクの対象となる Trac リソースの多くは複数の表示形式を持ち、パラメータで制御することができます。例えば、 Wiki ページでは `version` や `format` パラメータを使用でき、レポートでは動的変数の使用ができます。
     221
     222Trac リンクは、 URL のクエリパラメータに相当する方法で記述できる。任意の組み合わせのパラメータを持っています。例えば:
     223 - `wiki:WikiStart?format=txt`
     224 - `ticket:1?version=1`
     225 - `[/newticket?component=module1 module1 についてのチケットを新規登録]`
     226 - `[/newticket?summary=Add+short+description+here 空白文字を含む場合]`
     227
     228
     229== TracLinks リファレンス == #TracLinksReference
     230以下に示すセクションは特定のリンクの種類の詳細について記述しています。 TracLinks の上級者向けの使用方法も同時に記述します。
     231
     232=== attachment: リンク === #attachment:links
     233
     234添付ファイルへのリンクのシンタックスは次に示すとおりです:
     235 * !attachment:the_file.txt は、現在のオブジェクトに添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。
     236 * !attachment:the_file.txt:wiki:MyPage は、 Wiki ページ !MyPage に添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。
     237 * !attachment:the_file.txt:ticket:753 は、チケット 753 に添付されたファイル the_file.txt へのリンクを生成します。
     238
     239Note: 古い記法ではファイル名を最後に書いていました。この記法はまだ使うことができます: !attachment:ticket:753:the_file.txt
     240
     241添付ファイルページではなく、添付ファイルの内容に直接リンクしたい場合は `attachment:` の代わりに `raw-attachment:` を使用してください。
     242
     243このリンクは HTML ドキュメントなどを直接指す目的では使いやすいですが、この方法を使うためには `[attachment] render_unsafe_content = yes` (See TracIni#attachment-section) を設定し、 Web ブラウザに内容を表示できるように設定しなければなりません。注意: この設定を行うのはファイルを添付するユーザのことを 100% 信頼できる場合だけにしてください。そうでない場合、サイトが [http://ja.wikipedia.org/wiki/クロスサイトスクリプティング クロスサイトスクリプティング] 攻撃に晒されることになります。
     244
     245See also [#export:links].
     246
     247=== comment: リンク === #comment:links
     248
     249該当するチケットの内部では、 !comment:3 と書くと 3 番目の更新のコメントにリンクします。
     250それ以外の場所であっても、チケットを特定することで、どこからでもコメントへのリンクが可能です:
     251 - `comment:3:ticket:123`
     252 - `ticket:123#comment:3` (Note: `#123#!comment:3` という書き方は間違っています!)
     253チケットの説明 (英語版では description) にリンクしたい場合、以下のように記述してください:
     254 - `comment:description` (該当するチケットの内部)
     255 - `comment:description:ticket:123`
     256 - `ticket:123#comment:description`
     257
     258=== query: リンク === #query:links
     259
     260TracQuery#UsingTracLinks と [#ticket:links] を参照してください。
     261
     262=== search: リンク === #search:links
     263
     264TracSearch#SearchLinks を参照してください。
     265
     266=== ticket: リンク === #ticket:links
     267 ''エイリアス:'' `bug:`
     268
     269通常使用される `ticket:id` 形式のほか、 `id` の代わりにチケットのリストやチケットの範囲を指定できます。これはカスタムクエリの検索結果ビューへのリンクを生成します。検索結果は指定したチケット固定です。
     270
     271例:
     272 - `ticket:5000-6000`
     273 - `ticket:1,150`
     274
     275''(Trac 0.11 以降)''
     276
     277=== timeline: リンク === #timeline:links
     278
     279タイムラインへのリンクは ISO:8601 形式で日付を指定して生成できます。日付の指定には、任意で時刻の指定を続けることもできます。この時刻は UTC 時刻で解釈されますが、 UTC 時刻を使用したくない場合はタイムゾーンを続けて指定することで、ローカルタイムを使用できます。
     280
     281例:
     282 - `timeline:2008-01-29`
     283 - `timeline:2008-01-29T15:48`
     284 - `timeline:2008-01-29T15:48Z`
     285 - `timeline:2008-01-29T16:48+01`
     286
     287''(Trac 0.11 以降)''
     288
     289=== wiki: リンク === #wiki:links
     290
     291WikiPageNames と、このページの [#QuotingspaceinTracLinks Trac リンクで空白文字をエスケープする] を参照してください。
     292
     293=== バージョン管理に関連するリンク === #VersionControlrelatedlinks
     294
     295複数リポジトリのサポートは、リポジトリ名称に対応したトップレベルのフォルダ配下のバージョン管理されたファイルへの仮想の名前空間を作ることによって動作します。それゆえ、下記に詳細を示しますが、複数リポジトリが存在する中での Trac リンクのシンタックス、 ''/path'' の指定では、リポジトリの名前から始める必要があります。省略された場合は、デフォルトリポジトリが使用されます。デフォルトリポジトリのトップレベルのフォルダにリポジトリと同じ名前のものが存在する場合は、フォルダ名称が使用されます。これらのフォルダには、完全修飾名でいつでもアクセスすることができます。( デフォルトリポジトリは、名前付きのリポジトリのエイリアスの一つなので、逆に言えばデフォルトリポジトリのエイリアスはいつでも作成することができます。 Trac の管理者に尋ねて下さい )
     296
     297例として、 `source:/trunk/COPYING` はデフォルトリポジトリの `/trunk/COPYING` へのパスを指します。一方で、 `source:/projectA/trunk/COPYING` は `projectA` という名前のリポジトリの `/trunk/COPYING` へのパスを示します。もし、 `'projectA'` がデフォルトリポジトリへのエイリアスであるか、 `''` (デフォルトリポジトリ) が `'projectA'` リポジトリへのエイリアスであるならば、同じファイルを指していることになります。
     298
     299==== source: リンク ==== #source:links
     300 ''aliases:'' `browser:`, `repos:`
     301
     302source:/some/path 形式のリンクは、パスがディレクトリを指している場合は、そのディレクトリを開き、
     303それ以外の場合は最新のリビジョンのファイルの内容を表示します。
     304
     305特定のリビジョンを指定してリンクすることもできます :
     306 - `source:/some/file@123` - file のリビジョン 123 にリンクします。
     307 - `source:/some/file@head` - 明示的に file の最新リビジョンにリンクします。
     308
     309リビジョンを指定した場合はさらに特定の行番号にリンクすることさえできます :
     310 - `source:/some/file@123#L10`
     311 - `source:/tag/0.10@head#L10`
     312
     313さらに、特定の行をハイライト表示することもできます :
     314 - `source:/some/file@123:10-20,100,103#L99` - 10 行目から 20 行目、 100 行目、 103 行目をハイライトします。
     315   ''(0.11 以降)''
     316
     317マルチリポジトリ使用時は、リポジトリの名前が `source:` 以降のパスに統合されるので、 `source:reponame/trunk/README` のように記述するとリンクします。 ''(0.12 以降)''
     318
     319==== export: リンク ==== #export:links
     320
     321ブラウザでリンクをクリックしたときに、リポジトリ内をブラウザに表示するのではなく、ダウンロードを強制するためには `export` リンクを使用します。いくつかの形式が使用できます :
     322 * `export:/some/file` - file の最新リビジョンをダウンロードします。
     323 * `export:123:/some/file` - file の リビジョン 123 をダウンロードします。
     324 * `export:/some/file@123` - file の リビジョン 123 をダウンロードします。
     325
     326リポジトリにチェックインされている XML や HTML 文書を、正しいスタイルシートと画像で表示する場合などには非常に使いやすいですが、この方法を使うためには `[browser] render_unsafe_content = yes` (See TracIni#browser-section) を設定し、 Web ブラウザに内容を表示できるように設定しなければなりません。設定されていない場合、セキュリティを確保するため、そのファイルを Web ブラウザ上で表示せず、添付ファイルと同じようにダウンロードさせます。
     327
     328特定のファイルの代わりにリポジトリのディレクトリのパスが指定されると、ソースブラウザはディレクトリを表示します (`source:/some/dir` と同じ) 。
     329
     330==== log: リンク ==== #log:links
     331
     332`log:` リンクはリビジョンの範囲を表示するために使用します。最も単純な形式では、特定パスの最新のリビジョン群へのリンクを生成します。リビジョンを指定することで、最新以外の任意のリビジョンを表示することもできます。
     333 - `log:/` - リポジトリのルートディレクトリでの最新のリビジョン群
     334 - `log:/trunk/tools` - `trunk/tools` での最新のリビジョン群
     335 - `log:/trunk/tools@10000` - `trunk/tools` での 10000 から始まるリビジョン群 (訳注: 10000 以前のリビジョン)
     336 - `log:@20788,20791:20795` - リビジョン 20788 と 20791 から 20795 までの範囲のリビジョンを表示する
     337 - `log:/trunk/tools@20788,20791:20795` - リビジョン 20788 と 20791 から 20795 までの範囲のリビジョンのうち、 `/trunk/tools` に影響したものを表示する
     338
     339リビジョン範囲の短縮形式は以下の通りです:
     340 - `[20788,20791:20795]`
     341 - `[20788,20791:20795/trunk/tools]`
     342 - `r20791:20795` (ただし `r20788,20791:20795` や `r20791:20795/trunk` は使用できません)
     343
     344最後に、上記のすべてについて、リビジョン範囲の書式は `x:y` と `x-y` のどちらでも使用することができます。
     345
     346マルチリポジトリ使用時は、リポジトリの名前が `source:` 以降のパスに統合されるので、 `log:repos/branches` や `[20-40/repos]` のように記述するとリンクします。
     347
    148348----
    149349See also: WikiFormatting, TracWiki, WikiPageNames, InterTrac, InterWiki