6 | | バージョン 0.12 以降で Trac はローカライズされているため、自分が普段使っている言語に翻訳されているかもしれません。 Trac のインタフェースで別の言語を使用したい場合は、任意のパッケージである [#OtherPythonPackages Babel] を **最初に** インストールする必要があります。 Babel がない場合、通常通り、デフォルトの英語バージョンのみ使用することができます。もし、 Babel を Trac よりも後にインストールした場合は、 Trac を再インストールする必要があります。 |
7 | | |
8 | | 新しい言語での翻訳の作成や、すでにある言語での翻訳のエンハンスをコントリビュートした場合は [http://trac.edgewall.org/wiki/TracL10N TracL10N] を見てみてください。 (訳注: 日本語の翻訳はすでにコントリビュートされています) |
9 | | |
10 | | Trac のインストールとセットアップに対する一般的な手順を以下に示します。 Trac を特定のシステムにインストールする手順は Trac Project サイトの [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms] にありますが、 '''まず最初に以下の一般的な手順を読み通して''' タスクの関係を確実に理解してください。 |
| 6 | バージョン 0.12 以降、 Trac はローカライズされているため、自分が普段使っている言語に翻訳されているかもしれません。 Trac のインタフェースで別の言語を使用したい場合は、任意のパッケージである [#OtherPythonPackages Babel] をインストールする必要があります。[#InstallingTrac Installing Trac] セクションのローカライゼーションのサポートの手順を参照してください。 Babel がない場合、通常通り、デフォルトの英語バージョンのみ使用することができます。 |
| 7 | |
| 8 | 新しい言語での翻訳の作成や、すでにある言語での翻訳のエンハンスをコントリビュートした場合は [[trac:TracL10N]] を見てみてください。 (訳注: 日本語の翻訳はすでにコントリビュートされています) |
| 9 | |
| 10 | Trac のインストールとセットアップに対する一般的な手順と必要な条件を以下に示します。 Trac を特定のシステムにインストールする手順は Trac Project サイトの [trac:TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms] にありますが、 '''まず最初に以下の一般的な手順を読み通して''' タスクの関係を確実に理解してください。 |
18 | | * [http://www.python.org/ Python], 2.4 以上 3.0 未満 |
19 | | (Pyhton 2.3 のサポートは、このリリース (訳注: 0.12) で打ち切られました) |
20 | | * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools], 0.6 以上 |
21 | | * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi], 0.6 以上 |
| 18 | * [http://www.python.org/ Python], 2.5 以上 3.0 未満 |
| 19 | (Python 2.4 のサポートは、このリリース(訳注: 1.0)で打ち切られました) |
| 20 | * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools], 0.6 以上, [http://pypi.python.org/pypi/distribute ディストリビュート] を使用してもかまいません |
| 21 | * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi], 0.6 以上(リリースはされていませんが 0.7dev でも正しく動作します) |
28 | | Python 2.5 か 2.6 の場合は、必要なライブラリは同梱されています。 |
29 | | |
30 | | Python 2.4 の場合、 pysqlite が必要です。 pysqlite は |
31 | | [http://code.google.com/p/pysqlite/downloads/list google code] から Windows インストーラやソースからのビルド用の tar.gz アーカイブがダウンロードできます: |
32 | | {{{ |
33 | | $ tar xvfz <version>.tar.gz |
34 | | $ cd <version> |
35 | | $ python setup.py build_static install |
36 | | }}} |
37 | | |
38 | | 上記の手順で SQLite のコードも展開されバインディングがビルドされます。 |
39 | | |
40 | | SQLite をインストールするときに、システムが開発用のヘッダを必要とするかもしれません。これらのヘッダなしでは、ビルドしたときに GCC 関連のエラーがいろいろと出るでしょう: |
41 | | |
42 | | {{{ |
43 | | $ apt-get install libsqlite3-dev |
44 | | }}} |
45 | | |
46 | | SQLite 2.x も !PySqlite 1.1.x ももはやサポートしていません。 |
47 | | |
48 | | 既知のバグとして、 !PySqlite バージョン 2.5.2-4 では、 Trac のデータベースを |
| 28 | Python 2.5 、 2.6 、 2.7 には、SQLite データベースのライブラリがPython の標準ディストリビューションに( `sqlite3` モジュールとして)同梱されています。 |
| 29 | |
| 30 | もちろん、最新の [[trac:Pysqlite]] をダウンロードすることも可能です。 |
| 31 | [http://code.google.com/p/pysqlite/downloads/list google code] から Windows インストーラやソースからビルドするための |
| 32 | tar.gz アーカイブがダウンロードできます。 |
| 33 | {{{ |
| 34 | $ tar xvfz <version>.tar.gz |
| 35 | $ cd <version> |
| 36 | $ python setup.py build_static install |
| 37 | }}} |
| 38 | |
| 39 | 上記の手順で最新の SQLite コードがダウンロードされバインディングがビルドされます。 |
| 40 | |
| 41 | SQLite 2.x のサポートは終了しました。 |
| 42 | |
| 43 | 既知のバグとして、 PySqlite バージョン 2.5.2-4 では、 Trac のデータベースを |
77 | | * [http://subversion.apache.org/ Subversion], 1.5.x または 1.6.x と '''''対応する''''' Python バインディング。 1.4 系の古いバージョンも、今のところ動作します。トラブルシューティングの情報が [http://trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion#Troubleshooting TracSubversion] のページに記載されていますので、確認してみてください。1.4.0より以前のバージョンでは、動作しないかもしれません。というのも、 Trac が使用する svn の中心機能 (例:svn_path_canonicalize) が (svn ライブラリそのものには存在していたとしても) svn のバージョン 1.3.x 以前では python の swig のラッパーで実装されていないからです。 |
78 | | |
79 | | 主要なプラットフォーム向けに [http://subversion.apache.org/packages.html コンパイル済みの SWIG バインディング] が用意されていますので、通常はこれを使ってください。 ( 頑張って Windows 用のコンパイル済み SWIG バインディングをリストから見つけて下さい。 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion TracSubversion] が [http://alagazam.net Algazam] を指し示すでしょう。 Python 2.6 では動作します。 ) |
80 | | |
81 | | Note: Trac は [http://pysvn.tigris.org/ PySVN] のような新しい `ctype` 形式のバインディングでは '''動作しません'''。 [ctype バインディングを実装するチケットはあるかな?] |
82 | | |
83 | | |
84 | | '''重要な Note:''' Subversion を使用するなら Trac を '''同じマシン''' にインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在[http://trac.edgewall.org/ticket/493 サポートされていません]。 |
| 72 | * [http://subversion.apache.org/ Subversion] 1.5.x または 1.6.x と '''''対応する''''' Python バインディング。1.0 から 1.2.4 や 1.3.2 、 1.4.2 などの古いバージョンも今のところ動作します。トラブルシューティングの情報が [trac:TracSubversion#Troubleshooting TracSubversion] のページに記載されていますので、確認してください |
| 73 | |
| 74 | 様々なプラットフォーム向けに [http://subversion.apache.org/packages.html SWIG バインディング] が用意されています。(このリストから Windows パッケージ用のコンパイル済みの SWIG バインディングを探してください。TracSubversion には [http://alagazam.net Algazam] がよいです。私も python 2.6 の基、使用しています。) |
| 75 | |
| 76 | Note: Trac は [http://pysvn.tigris.org/ PySVN] のような新しい `ctype` 形式のバインディングでは '''動作しません'''。 |
| 77 | |
| 78 | |
| 79 | '''重要な Note:''' Subversion を使用するなら Trac を '''同じマシン''' にインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在 [trac:#493 サポートされていません]。 |
94 | | Trac は下記の要件を満たす Web サーバで動作します。 |
95 | | * [http://httpd.apache.org/ Apache] との組み合わせで |
96 | | - [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi], [wiki:TracModWSGI] および |
97 | | http://code.google.com/p/modwsgi/wiki/IntegrationWithTrac を参照 |
98 | | - [http://modpython.org/ mod_python 3.3.1], 廃止予定: TracModPython 参照) |
99 | | * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] が使用可能な Web サーバ (TracFastCgi 参照) |
100 | | * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] が使用可能な Web |
101 | | サーバ ([http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp TracOnWindowsIisAjp] 参照) |
102 | | * CGI が使用可能な Web サーバ (TracCgi 参照), '''しかし Trac を CGI スクリプトとして使用することは |
103 | | 全く推奨されていません''' ので、上に挙げた方法を選択するようにして下さい。 |
104 | | |
| 89 | Trac は下記の環境において動作します。 |
| 90 | * [http://httpd.apache.org/ Apache] との組み合わせで |
| 91 | - [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi], [wiki:TracModWSGI] と |
| 92 | http://code.google.com/p/modwsgi/wiki/IntegrationWithTrac を参照 |
| 93 | - [http://modpython.org/ mod_python 3.3.1], 非奨励 (TracModPython 参照) |
| 94 | * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] 対応 Web サーバ (TracFastCgi 参照) |
| 95 | * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] 対応 Web |
| 96 | サーバ ([trac:TracOnWindowsIisAjp TracOnWindowsIisAjp] 参照) |
| 97 | * CGI 対応 Web サーバ (TracCgi 参照)。’’’Trac を CGI スクリプトとして使用することは |
| 98 | 全く推奨されていませんので’’’ 、上記に挙げた方法を選択して下さい |
| 99 | |
145 | | |
146 | | - 最新の開発中のバージョン (0.13dev) にアップグレードする: |
147 | | {{{ |
148 | | easy_install -U Trac==dev |
149 | | }}} |
150 | | |
151 | | アップグレードの場合には、必ず TracUpgrade を読むようにして下さい。 |
152 | | |
153 | | === ソースからのインストール === #Fromsource |
154 | | よりインストールを管理したい場合には、アーカイブにあるソースをダウンロードできます。また、本家 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracRepositories ソースコードリポジトリ] からチェックアウトすることができます。 |
155 | | |
156 | | 必ず事前にインストール条件を整えておいて下さい。 Genshi と Babel のソースパッケージは http://www.edgewall.org で手に入れることができ、同様の手順でインストールすることができます。また、これらのパッケージは単に easy_install でインストールすることもできます。[#Usingeasy_install 上記] 参照。 |
157 | | |
158 | | Trac アーカイブの解凍またはチェックアウトを実行した後、トップレベルのディレクトリに移動し、以下を実行します: |
159 | | {{{ |
160 | | $ python ./setup.py install |
161 | | }}} |
162 | | |
163 | | ''このステップを実行するためには root 権限 (または root 権限と同等の権限) が必要です。'' |
164 | | |
165 | | この操作で Python のソースコードがバイトコンパイルされ、 .egg ファイルかディレクトリが Python インストールの `site-packages` ディレクトリにインストールされます。 |
166 | | .egg には htdocs や templates のような、ソースファイル以外に標準インストールの Trac が必要とするすべてのリソースが含まれています。 |
167 | | |
168 | | このスクリプトは [wiki:TracStandalone tracd] スタンドアロンサーバと一緒に、 [wiki:TracEnvironment プロジェクト Environment] を作成し維持するための [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドラインツールをインストールします。 |
169 | | |
170 | | ソースからインストールする場合や、新しい言語で Trac を国際化するためには Babel をインストールしておく必要があります。この場合も `install` を実行するだけです (Babel がインストールされていない状態で、すでに Trac をインストールしてしまった場合でも、 `install` をやり直すことで Babel サポートを有効化できます): |
171 | | {{{ |
172 | | $ python ./setup.py install |
173 | | }}} |
174 | | また、 `bdist_egg` を実行すると dist ディレクトリに作成される .egg ファイルをインストール先にコピーしたり、 (`bdist_wininst` の実行によって) Windows インストーラを作成しても構いません。 |
175 | | |
176 | | === 高度なオプション === #AdvancedOptions |
177 | | |
178 | | Trac のインストール場所を変えるなどの高度なインストールオプションを知りたければ以下を実行してください: |
179 | | {{{ |
180 | | easy_install --help |
181 | | }}} |
182 | | |
183 | | 詳細な情報は [http://docs.python.org/inst/inst.html Python モジュールをインストールする] を参照してください。 |
184 | | |
185 | | 特にあなたは以下に興味を持つかもしれません: |
186 | | {{{ |
187 | | easy_install --prefix=/path/to/installdir |
188 | | }}} |
189 | | Mac OS X に Trac をインストールする場合: |
190 | | {{{ |
191 | | easy_install --prefix=/usr/local --install-dir=/Library/Python/2.5/site-packages |
192 | | }}} |
193 | | Note: Mac OS X 10.6 上で {{{ easy_install http://svn.edgewall.org/repos/trac/trunk }}} を使用する場合は、オプションを指定しなくても {{{ /usr/local }}} および {{{ /Library/Python/2.6/site-packages }}} にインストールされます。 |
194 | | |
195 | | 上記の例は、 `tracd` と `trac-admin` コマンドを `/usr/local/bin` に、 Trac のライブラリと依存ファイルを `/Library/Python/2.5/site-packages` にインストールします。これらのパスは Apple での Pyhton サードパーティアプリケーションの標準ロケーションです。(訳注: つまり、上記と違うパスにインストールしたい場合のみ、オプションの指定が必要になります) |
| 137 | この場合、ローカライズに対応していないバージョンである可能性があります。 |
| 138 | リリースされているバージョンを使用するか、ソースからインストールするようにしてください |
208 | | - |
209 | | {{{ |
210 | | pip -E /opt/user/trac install trac mysql-python |
211 | | }}} |
212 | | |
213 | | PostgreSQL (libpg-dev) や MySQL (libmysqlclient-dev) へのバインディングも自動でビルドできるように、 pip が OS 固有のヘッダファイルを確実に利用できるようにして下さい。 |
214 | | |
215 | | また pip は (Genshi, Pygments などの) 依存関係を解決し、 pypi.python.org から最新のパッケージをダウンロードして、 /opt/user/trac の配下にインストールするところまで自動化されています。 |
216 | | |
217 | | すべてのコマンド (tracd, trac-admin) は /opt/user/trac/bin の配下にインストールされます。 mod_python (!PythonHandler ディレクティブを使用する場合) や mod_wsgi (!WSGIDaemonProcess ディレクティブを使用する場合) においても活用することができます。 |
| 151 | - |
| 152 | {{{ |
| 153 | pip -E /opt/user/trac install trac mysql-python |
| 154 | }}} |
| 155 | |
| 156 | PostgreSQL (libpq-dev) や MySQL (libmysqlclient-dev) へのバインディングも自動でビルドできるように、 pip が OS 固有のヘッダファイルを確実に利用できるようにして下さい。 |
| 157 | |
| 158 | また pip は (Genshi, Pygments などの) 依存関係を解決し、 pypi.python.org から最新のパッケージをダウンロードして、 `/opt/user/trac` の配下にインストールするところまで自動化されています。 |
| 159 | |
| 160 | すべてのコマンド (`tracd`, `trac-admin`) は `/opt/user/trac/bin` の配下にインストールされます。 `mod_python` (`PythonHandler` ディレクティブを使用する場合) や `mod_wsgi` (`WSGIDaemonProcess` ディレクティブを使用する場合) においても活用することができます。 |
| 166 | === ソースからのインストール === #Fromsource |
| 167 | もちろん、ソースディレクトリのトップに格納されている setup.py を使用してインストールすることもできます。 |
| 168 | |
| 169 | (Trac-1.0.tar.gz など)リリースパッケージの .tar.gz や .zip ファイル、または直接リポジトリからソースを取得することが出来ます(詳細は Trac:SubversionRepository を参照してください)。 |
| 170 | |
| 171 | {{{ |
| 172 | $ python ./setup.py install |
| 173 | }}} |
| 174 | |
| 175 | ``このステップを実行するためには root 権限 (または root 権限と同等の権限) が必要です。`` |
| 176 | |
| 177 | この操作で Python のソースコードがバイトコンパイルされ、 .egg ファイルかディレクトリが Python インストールの `site-packages` ディレクトリにインストールされます。 |
| 178 | .egg には htdocs や templates のようなソースファイル以外に標準の Trac が必要とするすべてのリソースが含まれています。 |
| 179 | |
| 180 | このスクリプトは [wiki:TracStandalone tracd] スタンドアロンサーバと一緒に、 [wiki:TracEnvironment プロジェクト Environment] を作成し維持するための [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドラインツールをインストールします。 |
| 181 | |
| 182 | ソースからインストールする場合や、新しい言語で Trac を国際化するためには Babel をインストールしておく必要があります。この場合も `install` を実行するだけです (Babel がインストールされていない状態で、すでに Trac をインストールしてしまった場合でも、 `install` をやり直すことで Babel サポートを有効化できます): |
| 183 | {{{ |
| 184 | $ python ./setup.py install |
| 185 | }}} |
| 186 | また、 `bdist_egg` を実行すると dist ディレクトリに作成される .egg ファイルをインストール先にコピーしたり、 (`bdist_wininst` の実行によって) Windows インストーラを作成しても構いません。 |
| 187 | |
| 188 | === 高度なオプション === #AdvancedOptions |
| 189 | |
| 190 | Trac のインストール場所を変えるなどの高度なインストールオプションを知りたければ以下を実行してください: |
| 191 | {{{ |
| 192 | easy_install --help |
| 193 | }}} |
| 194 | |
| 195 | 詳細な情報は [http://docs.python.org/inst/inst.html Python モジュールをインストールする] を参照してください。 |
| 196 | |
| 197 | 特にあなたは以下に興味を持つかもしれません: |
| 198 | {{{ |
| 199 | easy_install --prefix=/path/to/installdir |
| 200 | }}} |
| 201 | Mac OS X に Trac をインストールする場合: |
| 202 | {{{ |
| 203 | easy_install --prefix=/usr/local --install-dir=/Library/Python/2.5/site-packages |
| 204 | }}} |
| 205 | Note: Mac OS X 10.6 上で {{{ easy_install http://svn.edgewall.org/repos/trac/trunk }}} を使用する場合は、オプションを指定しなくても {{{ /usr/local }}} および {{{ /Library/Python/2.6/site-packages }}} にインストールされます。 |
| 206 | |
| 207 | 上記の例は、 `tracd` と `trac-admin` コマンドを `/usr/local/bin` に、 Trac のライブラリと依存ファイルを `/Library/Python/2.5/site-packages` にインストールします。これらのパスは Apple での Pyhton サードパーティアプリケーションの標準ロケーションです。(訳注: つまり、上記と違うパスにインストールしたい場合のみ、オプションの指定が必要になります) |
| 208 | |
| 209 | |
263 | | == Web サーバ上での Trac の起動 == #RunningTraconaWebServer |
264 | | |
265 | | Trac に "真の" Web サーバから接続するには、いくつかの方法があります: [wiki:TracCgi CGI], [wiki:TracFastCgi FastCGI], [wiki:TracModWSGI mod_wsgi], [wiki:TracModPython mod_python] です。まともな性能を出すには FastCGI か mod_wsgi のどちらかを使用することが推奨されます。 |
266 | | |
267 | | Trac では [http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp AJP] も使用できます。これを使うと IIS とも接続することができます。 |
268 | | |
269 | | ==== Trac の cgi-bin ディレクトリを生成する ==== #GeneratingtheTraccgi-bindirectory |
| 252 | === Web サーバ上での Trac の起動 === #RunningTraconaWebServer |
| 253 | |
| 254 | Trac には "実際の" Web サーバへ接続するために、いくつかの選択肢があります: |
| 255 | - [wiki:TracFastCgi FastCGI] |
| 256 | - [wiki:TracModWSGI mod_wsgi] |
| 257 | - //[wiki:TracModPython mod_python] (mod_python は現在活発なメンテナンスが行われていないため、推奨されません)// |
| 258 | - //[wiki:TracCgi CGI] (最適なパフォーマンスに遠く及ばないため、使用すべきではありません)// |
| 259 | |
| 260 | Trac では [trac:TracOnWindowsIisAjp AJP] もサポートしており、IIS と接続したい場合に選択肢の一つとなるかもしれません。その他の選択肢もあります: [trac:TracNginxRecipe nginx], [http://projects.unbit.it/uwsgi/wiki/Example#Traconapacheinasub-uri uwsgi], [trac:TracOnWindowsIisIsapi Isapi-wsgi] 等。 |
| 261 | |
| 262 | ==== Trac の cgi-bin ディレクトリを生成する ==== #cgi-bin |
| 274 | |
| 275 | ==== 静的なリソースをマッピングする ==== #MappingStatcResources |
| 276 | |
| 277 | 特に設定することなく Trac はスタイルシートや画像のような静的なリソースを扱うことができます。tracd は唯一基本的な動作環境ですが、 Web サーバがそれら静的リソースを直接供給するように設定することより、はるかに最適になります。(CGI でセットアップした場合、'''極めて望ましくない''' し、著しい性能悪化の原因となります) |
| 278 | |
| 279 | [http://httpd.apache.org/ Apache] のような Web サーバはリソースに対して "Alias" を設定することで仮想の URL を与え、サーバのファイルシステムのレイアウトとは異なる位置にマップすることができます。また、Trac自身によるこれらの要求に対する処理を避けて、直接ファイルシステム上のディレクトリへ静的リソースに対する要求をマッピングすることができます。 |
| 280 | |
| 281 | 静的なリソースに対する主要な URL パスとして `/chrome/common` と `/chrome/site` があります。プラグインを使用している場合、各々の静的リソースとして `/chrome/<plugin>` のようなパスが追加されていることがありますが、主要なパスに対して追加を行えるだけなので、 `/chrome` に対して `Alias` を設定しても、プラグインが提供する静的リソースに対してアクセスできる訳ではありません。(訳注: このような場合 `trac-admin` の `deploy` で作成された `htdocs` ディレクトリに対して `Alias` を使用してください) |
| 282 | |
| 283 | Note: ファイルシステムにおける静的なリソースを取得するためには、最初に [TracAdmin trac-admin] の ` <environment> deploy` コマンドを使用して、 Trac 関連のリソースを拡張する必要があります。 |
| 284 | [[TracAdminHelp(deploy)]] |
| 285 | |
| 286 | ターゲットの `<directory>` は、以下のように `htdocs` ディレクトリに含まれます: |
| 287 | - `site/` - Environment 内の `htdocs/` ディレクトリのコピーです |
| 288 | - `common/` - Trac 自身が持つ静的なリソース |
| 289 | - `<plugins>/` - Environment で使用可能なプラグインによって管理される個々のリソースディレクトリ |
| 290 | |
| 291 | ===== 例: Apache と `ScriptAlias` ===== #ScriptAlias-example |
| 292 | |
| 293 | 以下のような環境を仮定すると: |
| 294 | {{{ |
| 295 | $ trac-admin /var/trac/env deploy /path/to/trac/htdocs/common |
| 296 | }}} |
| 297 | |
| 298 | Apache の設定ファイル内において `ScriptAlias` や `WSGIScriptAlias` の記述(Trac アプリケーションへの他のすべてのリクエストに対するマップの記述) ''より上に'' 以下のブロックを追記します。 パスは環境に合わせ変更してください: |
| 299 | {{{ |
| 300 | Alias /trac/chrome/common /path/to/trac/htdocs/common |
| 301 | Alias /trac/chrome/site /path/to/trac/htdocs/site |
| 302 | |
| 303 | <Directory "/path/to/www/trac/htdocs"> |
| 304 | Order allow,deny |
| 305 | Allow from all |
| 306 | </Directory> |
| 307 | }}} |
| 308 | |
| 309 | もし mod_python を使用している場合、この設定を追加した方が良いかもしれません(使用していない場合は、このエイリアスは無視されます): |
| 310 | {{{ |
| 311 | <Location "/trac/chrome/common/"> |
| 312 | SetHandler None |
| 313 | </Location> |
| 314 | }}} |
| 315 | |
| 316 | Note: `trac.*cgi` スクリプトを `/trac` にマップしている場合、 `/trac/chrome/common` を加えたパスに対するリクエストは、静的リソースで処理するように割り込みを加えます。 |
| 317 | |
| 318 | 同様に、静的なリソースを project の `htdocs` ディレクトリで使用している場合 (テーマの中で `/trac/chrome/site` を参照しているなど)、 これらのリソースを供給するよう Apache を設定することが出来ます。(再度、.*cgi スクリプトの `ScriptAlias` や `WSGIScriptAlias` ''より上に'' 以下のブロックを記述します。インストール状況に合わせて、ファイル名やロケーションは適宜変更してください): |
| 319 | {{{ |
| 320 | Alias /trac/chrome/site /path/to/projectenv/htdocs |
| 321 | |
| 322 | <Directory "/path/to/projectenv/htdocs"> |
| 323 | Order allow,deny |
| 324 | Allow from all |
| 325 | </Directory> |
| 326 | }}} |
| 327 | |
| 328 | 一方で `/trac/chrome/common` をエイリアスとするような場合、 Trac では [wiki:TracIni#trac-section| [trac] htdocs_location] を設定することで、それらリソースに対して直接リンクを生成することができます: |
| 329 | {{{ |
| 330 | [trac] |
| 331 | htdocs_location = http://static.example.org/trac-common/ |
| 332 | }}} |
| 333 | Note: これは 静的なリソースを供給する専用のドメインを簡単に設定します。([http://code.google.com/speed/page-speed/docs/request.html#ServeFromCookielessDomain cookie-less]) |
| 334 | |
| 335 | 当然、Web サーバのドキュメントルートにディレクトリをコピーする(又は、リンクする)等して、特定の URL で Web サーバに接続できるよう Trac の `htdocs/common` ディレクトリを作成する必要があります。 |
| 336 | {{{ |
| 337 | $ ln -s /path/to/trac/htdocs/common /var/www/static.example.org/trac-common |
| 338 | }}} |
| 339 | |
| 340 | |
287 | | 認証のためのユーザアカウントを追加、削除、構成する方法は Trac を起動する方法により異なります。基本的な手順は TracCgi ページの [wiki:TracCgi#AddingAuthentication "認証を追加する"] セクションで説明されていますが、各フロントエンドのための認証をセットアップする方法は、以下のいずれかを参照してください: |
288 | | |
289 | | * スタンドアロンサーバ `tracd` を使用する場合は TracStandalone |
290 | | * CGI か FastCGI を使用する場合は TracCgi |
291 | | * Apache の mod_wsgi を使用する場合は [wiki:TracModWSGI] |
292 | | * Apache の mod_python を使用する場合は TracModPython |
293 | | |
294 | | |
295 | | == SVN のチェンジセットを Trac のチケットに自動リンクする方法 == #AutomaticreferencetotheSVNchangesetsinTractickets |
| 347 | Trac は HTTP 認証を使用します。`.../login` の URL ("ログイン"(英語版では "login") ボタンの仮想パス) がリクエストされた際に、認証を要求するように Web サーバを設定する必要があります。Trac は認証情報を得た後自動的に REMOTE_USER 変数を獲得します。そのため、すべてのユーザの管理は Web サーバ の設定で行います。設定方法等の詳細な情報は、利用している Web サーバのドキュメントを参照してください。 |
| 348 | |
| 349 | 認証のためのユーザアカウントを追加、削除、設定する方法は Trac を起動する方法により異なります。 |
| 350 | |
| 351 | 以下に記すセクションを適宜参照してください: |
| 352 | * スタンドアロンサーバ `tracd` を使用する場合は TracStandalone#UsingAuthentication |
| 353 | * Apache Web サーバ と `mod_wsgi` に代表される `mod_python` や `mod_fcgi`, `mod_fastcgi` といったフロントエンドを使用する場合は [wiki:TracModWSGI#ConfiguringAuthentication TracModWSGI#ConfiguringAuthentication] |
| 354 | * Apache 以外の FCGI をサポートしている Web サーバ (Cherokee, Lighttpd, !LiteSpeed, nginx) を使用する場合 TracFastCgi |
| 355 | |
| 356 | == admin ユーザへの管理者権限の付与 == #Grantingadminrightstotheadminuser |
| 357 | admin ユーザに管理者権限を付与します: |
| 358 | {{{ |
| 359 | $ trac-admin /path/to/myproject permission add admin TRAC_ADMIN |
| 360 | }}} |
| 361 | このユーザは Trac プロジェクトに管理者としてアクセスするため、メニュー内に "管理"(英語版では "Admin") が表示されます。 |
| 362 | |
| 363 | == インストールを終えて == #Finishingtheinstall |
| 364 | |
| 365 | === SVN のチェンジセットを Trac のチケットに自動リンクする方法 === #AutomaticreferencetotheSVNchangesetsinTractickets |