Changes between Version 1 and Version 2 of TracCgi
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- May 13, 2012, 9:15:45 PM (13 years ago)
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TracCgi
v1 v2 1 = CGI として Trac をインストールする = 1 = CGI として Trac をインストールする = #InstallingTracasCGI 2 2 3 Trac を CGI スクリプトとしてインストールするために、 Web サーバが `trac.cgi` を CGI として実行できるようにする必要があります。4 5 ''Trac を CGI 経由で使用するのは、他のメソッド [TracModPython mod_python] や [TracFastCgi FastCGI] よりも極めて遅いということに注意して下さい。''6 7 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] を使用している場合、設定方法は 2 通りあります:8 9 1. `ScriptAlias` を使用し、 `trac.cgi` スクリプトを URL にマップする。10 2. CGI プログラムが実行可能な、Web サーバ上のディレクトリ (通常は `cgi-bin` が使用される) に `trac.cgi` ファイルをコピーする。シンボリックリンクでも代用できますが、その場合 `cgi-bin` ディレクトリでは `FollowSymLinks` オプションを有効にして下さい。11 12 CGI を分かりやすい URL にマッピングできるので、 1 番目のオプションを推奨します。13 14 それでは、 Apache の設定ファイルに以下のブロックを追記し、ファイル名とロケーションを変更してください:15 3 {{{ 16 ScriptAlias /trac /usr/share/trac/cgi-bin/trac.cgi 4 #!div class=important 5 ''Trac を CGI 経由で使用するのは、他の方法である [TracModPython mod_python], [TracFastCgi FastCGI] や Windows 上の [trac:TracOnWindowsIisAjp IIS/AJP] よりも極めて遅いことに注意して下さい。'' 17 6 }}} 18 7 19 ''このディレクティブを使用するには `mod_alias` モジュールをインストールし、有効にしておく必要があります。'' 8 CGI スクリプトは、 Web サーバがリクエストを受信した時にアプリケーションを起動するためのエントリポイントになります。下記のスクリプトで `trac.cgi` を生成できます: 9 {{{ 10 trac-admin /path/to/env deploy /path/to/www/trac 11 }}} 12 `trac.cgi` は、 Web ブラウザから実行可能なパスの通った `cgi-bin` フォルダに置きます。このコマンドは与えられたパスの `htdocs` に `静的リソース` ファイルをコピーします。 13 14 == Apache web-server 設定 == #Apacheweb-serverconfiguration 15 16 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] を使用している場合、 Trac で CGI を動作させる設定方法は 2 通りあります: 17 18 1. `ScriptAlias` を使用し、 `trac.cgi` スクリプトを URL にマップする。(推奨) 19 2. CGI プログラムが実行可能な、 Web サーバ上のディレクトリ (通常は `cgi-bin` が使用される) に `trac.cgi` ファイルをコピーする。シンボリックリンクでも代用できますが、その場合 `cgi-bin` ディレクトリでは `FollowSymLinks` オプションを有効にして下さい。 20 21 `http://yourhost.example.org/trac` で Trac を実行するには、インストールしたマシンのApache の設定ファイルに、 `trac.cgi` パスに変更した上で、`ScriptAlias` ディレクティブを追加します。 22 {{{ 23 ScriptAlias /trac /path/to/www/trac/cgi-bin/trac.cgi 24 }}} 25 26 ''このディレクティブを使用するには `mod_alias` モジュールを有効にしておく必要があります。'' 20 27 21 28 Trac のプロジェクトが 1 つの場合、 `TRAC_ENV` 環境変数を使用してプロジェクトへのパスを指定する必要があります: … … 33 40 }}} 34 41 35 '' `SetEnv` ディレクティブを使用するには `mod_env` モジュールをインストールし有効にしておく必要があります。''42 ''Note: `SetEnv` ディレクティブを使用するには `mod_env` モジュールをインストールし有効にしておく必要があります。 trac.cgi に TRAC_ENV を設定することで代用できます。 "try" と "from trac.web ..." の間に以下のコードを加えてください:'' 36 43 37 `http://yourhost.example.org/trac` のような URL で Trac が使用できるようになります。 44 {{{ 45 import os 46 os.environ['TRAC_ENV'] = "/path/to/projectenv" 47 }}} 48 49 ''もしくは、 TRAC_ENV_PARENT_DIR を設定します:'' 50 51 {{{ 52 import os 53 os.environ['TRAC_ENV_PARENT_DIR'] = "/path/to/project/parent/dir" 54 }}} 38 55 39 56 [http://httpd.apache.org/docs/suexec.html Apache suEXEC] 機能を使用している場合、 [http://trac.edgewall.org/wiki/ApacheSuexec ApacheSuexec] を参照して下さい。 … … 41 58 システムによっては、`trac.cgi` ファイルの shebang 行を編集して、実際に Python がインストールされているパスを指すように修正する必要がある ''かもしれません''。 Windows システム上では、 Windowsが .cgi ファイルを実行できるように設定する必要があるでしょう。 (エクスプローラ -> ツール -> フォルダオプション -> ファイルの種類 -> CGI を Python と関連付ける) 42 59 43 == 静的なリソースをマッピングする == 60 == 静的なリソースをマッピングする == #MappingStaticResources 44 61 45 このままでも Trac はスタイルシートや画像ファイルなどの静的なリソースを扱えますが、 CGI のセットアップとしては 妥当な設定とは言えません。 Web サーバ自身がはるかに効率良くに直接扱うことができるドキュメントまで、 CGI スクリプトとして呼び出してしまうという結果になるからです。62 このままでも Trac はスタイルシートや画像ファイルなどの静的なリソースを扱えますが、 CGI のセットアップとしては '''妥当な設定とは言えません'''。 Web サーバ自身がはるかに効率良くに直接扱うことができるドキュメントまで、 CGI スクリプトとして呼び出してしまうという結果になるからです。 46 63 47 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] のような Web サーバはリソースに対して "Alias" を設定することで仮想の URL を与え、サーバのファイルシステムのレイアウトとは異なる位置にマップすることができます。すでに CGI スクリプトに対して `ScriptAlias` を定義していますので、ファイルシステム上の静的リソースを含んだコンテンツをマッピングすることで CGI スクリプトの要求を回避します。64 [http://httpd.apache.org/ Apache] のような Web サーバはリソースに対して "Alias" を設定することで仮想の URL を与え、サーバのファイルシステムのレイアウトとは異なる位置にマップすることができます。すでに CGI スクリプトに対して `ScriptAlias` を定義していますので、ファイルシステム上の静的リソースを含んだコンテンツをマッピングすることで CGI スクリプトの要求を回避します。 48 65 49 Apacheの設定ファイルを再び編集して、 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に''' 以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください: 66 静的なリソースに対する主要な URL パスとして `/chrome/common` と `/chrome/site` があります。プラグインを使用している場合、各々の静的リソースとして `/chrome/plugin` のようなパスが追加されていることがありますが、主要なパスに対して追加を行えるだけなので、 `/chrome` に対して `Alias` を設定しても、プラグインが提供する静的リソースに対してアクセスできる訳ではありません。(訳注: このような場合 `trac-admin` の `deploy` で作成された `htdocs` ディレクトリに対して `Alias` を使用してください) 67 68 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に''' 以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください: 50 69 {{{ 51 Alias /trac/chrome/common /usr/share/trac/htdocs 52 <Directory "/usr/share/trac/htdocs"> 70 Alias /trac/chrome/common /path/to/trac/htdocs/common 71 Alias /trac/chrome/site /path/to/trac/htdocs/site 72 <Directory "/path/to/www/trac/htdocs"> 53 73 Order allow,deny 54 74 Allow from all … … 56 76 }}} 57 77 58 `trac.cgi` スクリプトにどんな URL をマッピングしたとしても、 `/chrome/common` というパスでは静的リソースのロケーションを使用するようになります。 78 もし、 mod_python を使用しているならば、この設定も追加したいかもしれません ( mod_python を使用していないなら、このエイリアスは無視されます): 79 {{{ 80 <Location "/trac/chrome/common/"> 81 SetHandler None 82 </Location> 83 }}} 59 84 60 例えば、Trac が `/cgi-bin/trac.cgi`にマッピングされているとしたら、AliasのURLは `cgi-bin/trac.cgi/chrome/common` となります。85 Note: `trac.cgi` スクリプトを `/trac` にマップしている場合、その一部である `/chrome/common` を加えたパスに対するリクエストは、静的リソースで処理するように割り込みを加えます。 61 86 62 代わりに、[wiki:TracIni trac.ini] のオプションで `htdocs_location` を設定することができます: 87 例えば、Trac が `/cgi-bin/trac.cgi` にマッピングされているとしたら、 Alias の URL は `cgi-bin/trac.cgi/chrome/common` となります。 88 89 同様に、静的なリソースを project の htdocs ディレクトリで使用している場合 (テーマの中で /chrome/site を参照しているなど)、 プロジェクトディレクトリの htdocs に Apache の設定を行うことが出来ます (再度、 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に'''、以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください): 90 91 {{{ 92 Alias /trac/chrome/site /path/to/projectenv/htdocs 93 <Directory "/path/to/projectenv/htdocs"> 94 Order allow,deny 95 Allow from all 96 </Directory> 97 }}} 98 99 あるいは `/trac/chrome/site` をハックする場合は、 [wiki:TracIni trac.ini] に `htdocs_location` のオプションを設定することができます。 63 100 {{{ 64 101 [trac] 65 htdocs_location = /trac-htdocs102 htdocs_location = http://yourhost.example.org/trac-htdocs 66 103 }}} 67 104 68 105 Trac は HTML ページに静的リソースを組み込むときに、この URL を使用するようになります。もちろん、それでも、特定の URL が指定されたときに 例えば、 Web サーバーのドキュメントルートにディレクトリをコピーするなり、シンボリックリンクを張るなりして、Web サーバ経由で、 Trac が `htdocs` ディレクトリを利用できるようにしておく必要があります: 69 106 {{{ 70 $ ln -s / usr/share/trac/htdocs /var/www/your_site.com/htdocs/trac-htdocs107 $ ln -s /path/to/www/trac/htdocs /var/www/yourhost.example.org/trac-htdocs 71 108 }}} 72 109 73 == 認証を追加する == 110 Note: `htdocs` ディレクトリの内容を取得するには、最初に TracAdmin の `deploy` コマンドを使用して、対応する Trac リソースを展開する必要があります。 111 [[TracAdminHelp(deploy)]] 112 113 114 == 認証を追加する == #AddingAuthentication 74 115 75 116 Apache で認証を追加する最も単純な方法はパスワードファイルを作ることです。 `htpasswd` プログラムを使用してパスワードファイルを作成します: … … 113 154 }}} 114 155 115 より堅固なセキュリティのために、 SSL を有効にするか、少なくとも "基本認証" の代わりに "ダイジェスト認証" を使用することを推奨します。より詳しい情報については [http://httpd.apache.org/docs/2.0/ Apache HTTPD documentation] を参照して下さい。 156 より堅固なセキュリティのために、 SSL を有効にするか、少なくとも "基本認証" の代わりに "ダイジェスト認証" を使用することを推奨します。より詳しい情報については [http://httpd.apache.org/docs/2.0/ Apache HTTPD documentation] を参照して下さい。例えば、Dian 4.0r1 (etch) システムの上では、Apache 構成における関連セクションは下記のように記述できます。 157 {{{ 158 <Location "/trac/login"> 159 LoadModule auth_digest_module /usr/lib/apache2/modules/mod_auth_digest.so 160 AuthType Digest 161 AuthName "trac" 162 AuthDigestDomain /trac 163 AuthUserFile /somewhere/trac.htpasswd 164 Require valid-user 165 </Location> 166 }}} 167 .htpasswd ファイルは htpasswd の代わりに htdigest を使って、以下の通りに作成する必要があります: 168 {{{ 169 # htdigest /somewhere/trac.htpasswd trac admin 170 }}} 171 上記の "trac" パラメータは 上の !AuthName と同じ値にします (apache-docs の "Realm")。 116 172 117 173 ---- 118 See also: TracGuide, TracInstall, TracFastCgi, TracModPython174 See also: TracGuide, TracInstall, [wiki:TracModWSGI], TracFastCgi, TracModPython