11月1日~6日(日本時間)、Microsoft MVP Global Summitに行ってきました。MVP 1年目であり初参加です。そのときの記録を書きます。

1日目・日本~飛行機内

ANA NH178便(成田空港18:15 JST発→シアトル・タコマ国際空港10:20 PST着)に搭乗するため、成田空港に向かう。東京駅14:03発の成田エクスプレス31号に乗車。第1ターミナルなので終点の成田空港駅で下車。

空港でレンタルのGlobalWifiを受け取る。窓口はそんなに大きく場所を占めているわけではなく、初めは見落として通り過ぎてしまった。

出国手続きを済ませ、ゲート付近で待っていると、自分含め10人くらいゲートに来るよう呼び出される。まだ出発1時間前。TSAからの抜き打ちのボディチェックに当たったと言われる。内容は係員が全身を服の上から触られるというもの。もちろん問題なく完了。

再び待って、搭乗・離陸。

事前にネットで「飛行機に乗ったら、すぐに時計を現地時間にするのが良い」という話を見つけていたので、スマホのタイムゾーンを太平洋標準時 (PST)に手動設定。

1回目の機内食は選択肢の片方が人気で、自分の席に来るほうには無くなってしまっていた。なので、次からは前方の席にしようと思った。

2回目の機内食を食べた後、税務申告書の記入に取りかかることにした。これは離陸前後に配られていた用紙である。滞在先住所の欄、ホテルの住所がとっさには分からなかったので、ホテル名Silver Cloud Inn Redmondとだけ記入することにした。「ESTA申請の入力欄は『住所またはホテル名』という感じだったので、これもそれでいいだろう」という弱い根拠による。州の欄は「WA」の2文字。なお、結果(入国審査・税関)はこれで平気だった。

1日目・アメリカ・空港

定刻でシアトル・タコマ国際空港に着陸。タラップを歩いていると、注意書きなどが英語しかないのが「USAだあ」と感じた。入国審査は、「ESTA初回の人はこちら」というほうの有人ゲートに。案内の音声が日本語・英語で繰り返し放送されていた。

入国目的を聞かれ、咄嗟に「Site seeing.」と答える。まあ間違ってはいないはず。あとは指10本の指紋と顔写真を取られて、パスポートにスタンプ。

預入手荷物を受け取り、税関。これは機内で記入した税関申告書の提出だけで終わった。

これで晴れてアメリカに入国。ここで経路がトランジット(乗換)と「EXIT TO SEATTLE」で二手に分かれている。もちろん、向かうはSEATTLEである。

すると現れたのは、鉄道のホームの乗り場。全面ホームドア。自動運転のモノレールのような交通システム。1駅目の「Main terminal」で下車。

降りて目の前のエスカレーターを上がると、いかにも空港の到着側という雰囲気。帰りに把握したのだが、この空港はメインターミナルのほか、独立した建物のサテライトターミナルが2つ(南・北)あるのだそう。

1日目・アメリカ・移動

さて、ここから先の交通手段を全く調べていないのであった、最悪でも成田空港での待ち時間で調べようと思っていたのに。とりあえず、LRT(電車と路面電車のあいのこみたいなもの)や路線バスがあることだけは知っていた。ググる(シアトル国際空港からSilver Cloud Inn Redmond – Google 検索)と、Googleマップの経路案内が出てきた。これを信じることにする。

まずはLRTのLink Light Railに乗るというので、空港出口から案内板に従い、延々駐車場の中を歩いて駅へ向かう。すると自動券売機がある。ORCAというICカードや1日乗車券などもあるようだったが、無難そうな片道の切符を買うことにする。クレカが使えるのはさすがUSA。

Link Light RailでInternational District/China town (Int’l Distr)なる駅まで乗り、価格は$3。切符売り場から階段を上がるとホーム。日本のような改札口はない。走り出すと「そうか電車も右側通行なんだ」と感心。

30分ほどでInternational District/China town駅。地下駅だ。この駅や前後数駅は併用軌道になっていて、地下トンネルを電車とバスが共有している。そして、駅のホームがそのままバス乗り場でもある。このことに気付いたのは、電車が去った後、少しして同じところにバスがやってきたからだ。

次は255という系統のバス。日本と同じように、車体前面、ガラス上のLEDに「255 ……」系統番号と行き先の表示があるのが助かる。車体前方、運転席の向かい側に乗降客用の扉があり、乗り込むとお金を投入する機械があるのも似ている。先払い方式のようだ。

$2.5だが、あいにく$1以上のお札しかない。釣銭が出なさそうな感じだったが、覚悟のうえ合計$3を投入。やはり釣りは出てこなかった。

運転手がチケットを切って渡してくれた。これを持っていると乗換時に、再度運賃を支払わなくて良いらしい。乗車中にググって知った。

S Kirkland Park & Ride (P&R)バス停で乗り換え。降りる通知を理解しておらず、次のバス停まで行ってしまうハプニング。次のバス停で乗る人がいて、止まったので助かった。

降りるバス停が近づいたら車内左右に緩く張られている紐を引く(日本なら「次止まります」ボタンを押すタイミングで)というのは、ググって知識として得ていた。しかし、どれくらいの強さで引っ張って良いのか分からず、あまりに引っ張りかたが弱くて反応していなかったのだ。手前のバス停で降りる人も全然いなかったので、お手本を見られなかったのが災いした。

幸いにもS Kirkland P&Rバス停まではすぐそこだったので、歩いて戻った。しばらくして、次に乗る249系統のバスが来たので乗車。

Googleマップで途中のバス停を確認していると、Overlake Park & Ride (P&R)が2つ並んでいてなんだろうと疑問になった。これ、本当に2つのバス停がどっちもOverlake P&Rという名前だった。1つはもう1つはパーク&ライド内に設置されたバス停で、もう1つは道路上。日本なら、後者を「~前」や「~入り口」という名前にするところだろうな。

そして次のNE 24th St & 152ND Ave NEで下車。スマホを開き、ホテルの場所を確認。路上でスマホを開くのはかなりハラハラしていた。

何分もかけてやっと方向を把握し、歩き始める。目の前の交差点を左折すると、Silver Cloud Innの看板が見えた。助かった。

1日目・アメリカ・ホテルでチェックイン

チェックイン。フロントで名前を告げる。日本人名だからか綴りが想像できていなかったようなので、「ワイ、ユゥ、……」と1文字ずつ伝える。無事予約が見つかったようだ。そして出てきた宿泊者の情報を記入する紙、住所の欄がUSA仕様になっていて、もやもやした思いの中Stateの欄にTokyoと書いた。

最後に、どこに何があるということを言いながら、ルームキーのカードを渡してくれた。早口で半分くらい聞き取れなかったけど、今知らなくても困らないだろうと、Okと返事しておく。そして部屋に入った。もうゴールしていいよね。


バスを系統番号だけで判断しているような書き方をしましたが、実際には時刻と行き先も見ています。上には書きませんでしたが「反対方向だからこれはパス」ということもやりました。

普段あまり写真を撮らないのと、移動するのに必死だったのとで、写真が全然ありません。必然の結果です。

後編に続きます。

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