『プログラミングの魔導書 ~Programmers’ Grimoire~ Vol.1 「Construct the World, C++」』なる雑誌が現在予約受付中です。C++の創始者であるBjarne Stroustrupへのインタビューなど大変豪華な内容に仕上がっております。
お知らせが遅くなりましたが、縁あって私も記事を書きました。C++0xのVariadic Templatesについて、読者置いてけぼり気味に夢いっぱいに繰り広げたような内容です。内容が伝わらないくらい要約すると「『Variadic TemplatesってWindows APIのラッパ関数書くのに使えね?』と試してみたけど、コード量が膨れ上がって大変だった」というものです。読むのに少し気合いがいるかもしれません。Variadic Templatesについては、.NETのデリゲートとstd::function / boost::functionとの変換など、いつ使いどころが現れるか分からない(≒一生現れない気がする)けどやってみたい事柄がいっぱいの機能です、私にとっては。その魅力を伝えるために、「Variadic Templates入門」的なものをまず書いたほうが読者受けは良かったのかもしれません。
私以外の記事では、zakさんによるiostreamの解説、「Crawling in the Stream」が適度に内容がまとまっていてお気に入りです。その意味では、高橋晶さんのPStade.Ovenを取り扱った「オーブンレンジクッキング」も素敵です。Ovenはもっと知れ渡ってほしいです。あ、話がそれました。そもそも、内容は先頭から最後までC++一色ですが、これは創刊号だからであって、次巻以降はそれ以外の内容も取り扱うとのことです。
ところで、なんで私の記事はこんな前のほうのページに配置されているんでしょうかね。「boost::serializationの紹介」の直後だなんてすごく目に付きそうではありませんか。
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