同じ機能がWindows APIと.NET Frameworkの両方から使えるということはよくあります。今日は最近のバージョンで追加されたものを少し取り上げます。
- IdnMappingクラスが.NET 2.0に対し、IdnToUnicode関数ほかIDN関係の関数がVistaから(XPから対応の再配布可能DLLあり)。
- String.Normalizeメソッドが.NET 2.0、NormalizeString関数がやはりVistaから。
- Thread.MemoryBarrierメソッドが1.1、MemoryBarrierマクロがServer 2003。
さて、.NET FrameworkとWindowsの発売日を並べると、上のAPIはどれもまず.NETで出て、次に直後のWindowsで搭載されるという流れになっているということがわかります。初めは何の関係もないと思っていたので、ビックリでした(逆に、容易に想像できるという人もいるかもしれませんが)。
年月日 | 製品名 |
---|---|
2001/10/25 | Windows XP (OEM) |
2002/01/05 | .NET Framework 1.0 |
2003/04/01 | .NET Framework 1.1 |
2003/04/24 | Windows Server 2003 |
2005/11/07 | .NET Framework 2.0 |
2006/11/06 | .NET Framework 3.0 |
2006/11/09 | Windows Vista |
2007/11/19 | .NET Framework 3.5 |
2008/02/05 | Windows Server 2008 |
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どうでもいいことなのですが、MS は公式には再頒布という語を用いることが多いように思います。
再配布というとなんとなく著作権関係の用語に聞こえません?
ちなみに再配布でググると上から数番目にしっかり「.NET Framework の再配布」(www.microsoft.com)が引っかかるワケですが。
確かに再頒布のほうがMSではよく見かける気がしますね、何も考えず再配布の語を使いましたが。