IE7やOffice 2007には表題のような設定項目があります。共に初期設定から有効で、コントロールパネルでの設定より優先して(無視とも言う)、ClearTypeを使用するというものです。

これは、MSの特権でも何でもなく、自分のアプリケーションでも同じことをやれます。方法は単純で、CreateFontまたはCreateFontIndirectでフォントを作るときに、CLEARTYPE_QUALITYを指定するだけです。これはXPで追加されたフラグです。

Const CLEARTYPE_QUALITY = 5

CreateFontなら後ろから3番目の引数、CreateFontIndirectで用いるLOGFONTでは、lfQualityメンバで指定します。ちなみに他のフラグは次のような意味です。

DEFAULT_QUALITY(何も考えないときに使うやつ)
コントロールパネルの設定に従う。
NONANTIALIASED_QUALITY
常にアンチエイリアスを使わない。
ANTIALIASED_QUALITY
常に標準アンチエイリアスを使う。

本当は比較画像の1つでも挙げたいところですが、上げるのが最近うまくいかないので画像を置きませんでした。興味があれば各自試してみましょう。

ちなみに、これを使っても低サイズのMS ゴシックなどビットマップを持つフォントやPostScriptなOpenTypeまでClaerType適用になるということはありません。そこはコントロールパネルでClearType使用としたときと同じ基準です。

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