前回、自作のDLLをプライベートアセンブリ化するという話です。と言ってもVisual C++のランタイムと何も変わりません。msvcr80.dllなどDLL名とMicrosoft.VC80.CRTというアセンブリ名(そしてアセンブリマニフェストのファイル名)を適宜書き換えるだけです。よって早々とこの話は終わらせていただきます。
さて、AB5のクラスライブラリについて考えていたところ、StrPtrの存在が急に邪魔くさくなってきました。元々非公開だったのも頷けます。自分も積極的にその存在を吹聴した覚えがあって後悔しています。
何がしたいかと言うとStringをUnicodeで文字列を扱うようにしたいのです。まず過去のABとの互換が吹き飛びます。具体的な一例として(日本語版Windowsでは)Shift_JISを使っている従来のWindows APIと合いません。Windows APIにはUnicode版もありますが、Unicode版Windows APIは基本的にWindows 9xで使えません。今まで私が積極的に推してきた方法だったZeroString-StrPtrによるAPIから文字列を受け取る方法が壊滅となります。
申し訳ありません。と言ってもまだ決まったことではありませんが。それにしてもAB4とAB5の間の断絶は自分が思っていた以上に大きなものになりそうな気がしています。
スポンサード リンク |
この記事のカテゴリ
- AB ⇒ AB4とAB5の狭間