オンラインのMSDN ライブラリの遅さに耐えきれず、HDDの空きにあまり余裕はありませんがオフライン版を導入することにしました。以前から2006年6月版が公開されていましたが、最近になって2006年8月版が公開されていることを知りました。公開された日付は11月4日となっています。
これら無料でダウンロードできるMSDNライブラリはCDイメージ4枚組となっています。これでは不便なので、DVDイメージ1枚にまとめてしまいます。しかし単に全てのCDのファイルを同じフォルダにコピーして、それを焼いてもうまくいきません、CD/DVDイメージからインストールする際にはボリュームラベルを見ているからです(HDD/LANからではたしかボリュームラベルが確認されることはなく、この問題はないはずです)。
前述のとおりに全てのCDのファイルを同じフォルダにコピーすると、ファイルの上書きを確認されますが、日付・大きさなどから同一ファイルでしょう。わざわざファイルを上書きする必要はありません(それで問題ありませんでした)。
その後バイナリエディタでMSDN.MSIを開きます。2006年8月版のCDイメージのボリュームラベルは、それぞれ0608JPND1から0608JPND4となっているので、その文字列を検索し、全て同じ名前に書き換えてしまいます。なお2006年6月版ではMSDVJPND1からMSDVJPND4です。少し探せば見つかるのですが、自分へのメモ、記録です。
あとはそれを保存して、DVDに焼くだけです。先程MSDN.MSIで書き換えたボリュームラベルにすることを忘れないでください。
ところで、DVDに焼く前に私には困った問題が起きました。MSDNライブラリ2006年6月版が公開されたときにはVisual Studio 2005 Express Edition全て(VC++/VC#/VB/VWD)と一緒に1枚のDVDに焼いていました。しかし2006年8月版でそれを行おうとしてMSDNライブラリとExpressの各インストールファイルを1つのフォルダに置いたところ、そのフォルダの容量は4.5GiBほどになってしまいました。これではDVD1枚に収まりそうもなく、どうしようかというわけなのです。
ところが、ちょうどイメージ作成のコマンドであるmkisofsに-duplicates-onceというオプションがあることを知りました(mkisofsがなんなのかは省略します、気になるなら各自調べてください)。このオプションは内容の同じファイルの実体を1つにまとめてしまうというものです。4つのExpressのインストーラにはそれぞれ.NET Framework 2.0やSQL Expressなどが収録されているので有効ではないかと思い試してみたところ、見事に当たりました。エクスプローラ上でのイメージファイルの大きさは2.97GiBとなっていました。これで一件落着です。
かくして無事にMSDNライブラリをインストールしたのでした。こちらはいたって快適です。特に左側のツリー表示がさくさく動くのがイライラを感じさせません。
オンライン版ではこれをスクリプトなどを使ってツリーを表示しているから遅いのだと私は思っています。いっそのこと、オンライン版も従来のものはそのままに、ツリー部分をActiveXコントロールを使ってWindowsのツリーコントロールを使うようにしたら快適になるのではないかと思っています。どうでしょう?
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- プログラミング一般 ⇒ MSDNライブラリ2006年8月版
そうですか。既に導入されましたか。ライブラリ開発者必須の作業になりそうな感じですね。とりあえず、HDDの空き容量がないので、せっかく入れたVista RC2を削除するか迷っています…