CLIとはCommon Language Infrastructureの略で、日本語では共通言語基盤と呼びます。これは.NET Frameworkのプログラムを実行するためのまさに基盤の部分の仕様です。具体的には型に関する仕様(共通型システム、CTS)、中間言語 (CIL)、クラスライブラリなどといったところです。今回これがJIS X 3016として標準となり、一昨日の11月20日に公開されたわけです。
マイクロソフトもプレスリリースを出したり特設ページを設けるなどの力の入れようです。
JISCから「JIS検索」→「JIS規格番号からJISを検索」の入力欄に「X3016」と入力し、一覧表示を押して、リンクを辿っていくことで閲覧することができます。
CLIは以前からEULA(ヨーロッパ電子計算機工業会)やISO(国際標準化機構)で標準化されており、これはISO規格の翻訳的な位置づけと思って構わないと思います。X 3000番代はプログラミング言語の規格が並んでいますが、ここにはこのようにISOの規格を翻訳したものが多数あります。X 3010 (C)、X 3014 (C++)、X 3015 (C#)などなど……。
なお、クラスライブラリに関する部分は、X 3016には含まれていませんでした(別途XMLにより……、となっているが、それがX 3016にはない)。ECMA-335ではECMA-335.zipとしてダウンロードできますが、勿論英語です。日本語版があればMSDN2 ライブラリと併せて活用しようかと思っていたのですが……。
スポンサード リンク |
この記事のカテゴリ
- .NET ⇒ CLIがJIS標準へ