列挙体

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列挙体は関連する整数定数の集合を定義するために利用します。

列挙体の定義

Enum Name
    Members
End Enum

項目

Name

列挙体の名前を指定します。

Members

関連する整数定数を定義します。

下記のコードサンプルは、メンバa,bを持ち合わせる列挙体uを定義しています。ABの列挙体は、メンバの右辺値として初期値が与えられていないときは、1からカウントされます。この例では、a=1、b=2の値を保有することになります。

Enum x
    a
    b
End Enum

下記のように初期値を指定した場合、a=0、b=1という具合になります。

Enum x
    a=0
    b
End Enum

初期以降のメンバは自動的に前のメンバに1をプラスした値となりますが、下記のようにすべてのメンバの値を指定することもできます。

Enum x
    a=10
    b=20
    c=30
End Enum


列挙体の値を参照する

列挙体が保有する定数値を参照する場合は、"列挙体.メンバ" のように記述します。ABの列挙体はメンバの値は勿論のこと、メンバの名前を参照することもできます。下記にメンバの値と名前を取得するサンプルコードを示します。

Enum x
    a
    b
End Enum

Dim i As Long
i=x.a
Print "列挙体xのメンバ" + x.a.ToString() + "の値は" + Str$(i) + "です。"

実行結果は下記のように出力されます。

列挙体xのメンバaの値は1です。


列挙体の基底クラス

ABで定義するすべての列挙体は下記に示すEnumBaseクラスを継承しています。

工事中...