「構造体」の版間の差分
提供: AB開発Wiki
ナビゲーションに移動検索に移動24行目: | 24行目: | ||
End Type | End Type | ||
− | Sub Proc( data As | + | Sub Proc( data As DATAINFO ) |
... | ... | ||
End Sub | End Sub | ||
− | Dim data As | + | Dim data As DATAINFO |
− | Dim data2 As | + | Dim data2 As DATAINFO |
... | ... | ||
+ | data = data2 'ハードコピーが行われる | ||
Proc( data ) 'ハードコピーが行われる | Proc( data ) 'ハードコピーが行われる |
2007年3月7日 (水) 02:37時点における版
構造体を利用すると、複数の様々なデータ型を一つにまとめて管理できます。ABではクラスは参照型なのに対し、構造体は値型です。構造体はC/C++の構造体とビット単位で互換性を持ち、低レベルAPIを操作する場合に有効な手段となります。内部がブラックボックス化されるクラスとは異なり、構造体はデータ配置の順序や型サイズ、アラインメントに気を配りながら扱う必要があります。
構造体の定義
Type [Align(n)] TypeName Members End Type
項目
n
- アラインメントをバイト単位で指定できます。指定する値は1,2,4,8,16のいずれかでなければなりません。
TypeName
- 構造体の名前を指定します。
Members
- 構造体を構成するメンバ(複数可)を指定します。"Member As Type" などのように、メンバ名・データ型を指定します。
備考
小さなデータを扱う場合、値型である構造体は非常に軽い動作を提供してくれますが、大きなデータを扱うときには、データ量に注意しなければなりません。例えば、下記のようなコードは構造体のハードコピーが行われ、構造体サイズが実行速度に影響を及ぼします。
Type DATAINFO a[MAX] As Long End Type Sub Proc( data As DATAINFO ) ... End Sub Dim data As DATAINFO Dim data2 As DATAINFO ... data = data2 'ハードコピーが行われる Proc( data ) 'ハードコピーが行われる