「インタフェース」の版間の差分

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インターフェイスとはクラスが提供するメソッドをあらかじめ定義した関数リストのことを言います。ABのインターフェイスは多重継承ができる点を除けば、抽象クラスと同等の意味を持ちます。
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'''インタフェース'''とは、クラスが提供するメソッドをあらかじめ定義した関数リストのことを言います。ABのインタフェースは多重継承ができる点を除けば、抽象クラスと同等の意味を持ちます。
  
インターフェイスはそれ単体ではインスタンス化することはできません。インスタンス化するには、派生先のクラスですべてのメソッドを実装する必要があります。
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インタフェースはそれ単体ではインスタンス化することはできません。インスタンス化するには、派生先のクラスですべてのメソッドを実装する必要があります。
  
 
== インターフェイスの定義 ==
 
== インターフェイスの定義 ==
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=== 項目 ===
 
=== 項目 ===
''Name''
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;Name
: インターフェイスの名前を指定します。
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:インタフェースの名前を指定します。
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;BaseInterface
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:継承するインタフェースが存在する場合に指定します。カンマ "," で区切って複数のインタフェースを多重に継承することができます(インタフェースの多重継承は未実装)。
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;Members
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:インタフェースが保有するメソッドを定義します。SubまたはFunctionステートメントを利用して一般のメソッドを定義するように指定します。インタフェースのメソッド定義では実装コード及び "End Sub" または "End Function" の記述は不要です。
  
''BaseInterface''
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==COMインターフェイス==
: 継承するインターフェイスが存在する場合に指定します。カンマ "," で区切って複数のインターフェイスを多重に継承することができます(インターフェイスの多重継承は未実装)。
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[[IUnknownインタフース]]から派生したインターフェイスはCOMインタフェースとして利用できます。
  
''Members''
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[[Category:言語仕様|いんたふええす]]
: インターフェイスが保有するメソッドを定義します。SubまたはFunctionステートメントを利用して一般のメソッドを定義するように指定します。インターフェイスのメソッド定義では実装コード及び "End Sub" または "End Function" の記述は不要です。
 
 
 
 
 
== COMインターフェイス ==
 
IUnknownインターフェイスから派生したインターフェイスはCOMインターフェイスとして利用できます。
 

2007年8月6日 (月) 02:45時点における版

インタフェースとは、クラスが提供するメソッドをあらかじめ定義した関数リストのことを言います。ABのインタフェースは多重継承ができる点を除けば、抽象クラスと同等の意味を持ちます。

インタフェースはそれ単体ではインスタンス化することはできません。インスタンス化するには、派生先のクラスですべてのメソッドを実装する必要があります。

インターフェイスの定義

Interface Name
    [Inherits BaseInterface]
    Members
End Interface

項目

Name
インタフェースの名前を指定します。
BaseInterface
継承するインタフェースが存在する場合に指定します。カンマ "," で区切って複数のインタフェースを多重に継承することができます(インタフェースの多重継承は未実装)。
Members
インタフェースが保有するメソッドを定義します。SubまたはFunctionステートメントを利用して一般のメソッドを定義するように指定します。インタフェースのメソッド定義では実装コード及び "End Sub" または "End Function" の記述は不要です。

COMインターフェイス

IUnknownインタフースから派生したインターフェイスはCOMインタフェースとして利用できます。