前回書いたアクティベーションコンテキストAPIの使い道の1つとして、RAD (IDE)でコントロールごとにXPスタイルを使うかクラシックスタイルを使うか選べるようにしたらどうだろうことを考えています。

XPスタイルの標準コントロールだと、たとえA系API使っていてもバイト数で数えていたものが文字数単位になってしまうなどそれ以前と仕様変更があります(たしかバイト・文字数の問題は質問板に出たことがあったと思います)。そういうとき、問題のコントロールだけをクラシックスタイルに設定するという具合です。

そこまでしてXPスタイル使いたいかと聞かれれば答えに窮することですが、それでも言います。見た目は大事ですよ。ぱっと見が変わるだけでだいぶ印象は変わります。

私は、XPが自宅に着た頃、使っていたフリーウェアに対して片っ端からmanifest付けてXPスタイルにして喜んでいました。そんな単純な人間は意外と多いのかもしれませんよ。WinFAQにも従来のアプリケーションを、XP の新 UI に対応させるには?と載っていたくらいですし。

話が逸れました。とはいえ、普通のアプリケーションがわざわざ使う機能でもないので、使う状況を考えるとなると、どうしてもこういう一般的でない状況になってしまうんですよね。だいたい、バージョン違いのDLLをわざわざ選択する必要があるという事態がなかなかないでしょうし。ほかに考えた例にはバージョン番号が同じで言語違いを明示的に選択するなんてこともできるのではというのがありますが、そもそもABではそんな国際化機能なんて100年早いなんて状況ですし。

以下、関連なりそうで引用してみたけど、あんまり関連なかったかもと思った話。でももったいないので削除しない。

電卓とメモ帳が変化していないことに人々が不満を漏らしたときはわけが分からなかった。実際には、どちらのプログラムも長年にわたって変化してきた(メモ帳にはメニューやステータスバーオプションが追加されたし、電卓には大掛かりな改修作業が行われた)。

これらの人々が、「なぜMicrosoftはWindowsをかっこよく見せることに全力を阻止でいるのか。技術の改善に全力を注ぐべきであり、外観をよくするための改良はやめるべきだ」と訴える人たちと同じであったとしても、驚くにあたらない。そして電卓では、まさにそれが起きていた。大がかりな技術的改善である。外観は改善されていない。そして、そのことに誰も気付かなかった。それどころか、不満は続出した。「電卓を見てごらん、これまでとずっと同じじゃないか。」……

「14.20 中身を変えても誰も気付かない」、対応するのはWhen you change the insides, nobody noticesでしょう。結局、これも見た目の変化ばかり目についてしまうという話です。

Windowsの電卓には不満があります。関数電卓モードにも平方根ボタンつけてほしいです。Inv押して2乗押すのは面倒です。キーショートカット覚えたらそう面倒でなくなりそうな気もしているのですが、覚えるのが億劫です、頻繁に使えば勝手に体に身に付くのでしょうけど。


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