「DateTimeクラス」の版間の差分

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2007年8月6日 (月) 02:03時点における版

DateTime クラスは、日付・時刻を表すクラスです。また、時刻の種類 (現地時刻, 世界協定時刻 (UTC), どちらでもない)を保持します。

クラスの機能

定数

MaxValue

Static MaxValue As Int64

DateTimeが扱うことの出来る、最大の時刻を表します。最大の時刻は、9999年です。

MinValue

Static MinValue As Int64

DateTimeが扱うことのできる、最小の時刻を表します。最小の時刻は、1年です。

プロパティ

Ticks

Function Ticks() As Int64

このインスタンスで表される時刻を、100ナノ秒単位の時刻で取得します。

Millisecond

Function Millisecond() As Long

このインスタンスで表される時刻の、ミリ秒の部分を取得します。

Second

Function Second() As Long

このインスタンスで表される時刻の、秒の部分を取得します。

Minute

Function Minute() As Long

このインスタンスで表される時刻の、分の部分を取得します。

Hour

Function Hour() As Long

このインスタンスで表される時刻の、時間の部分を取得します。

Day

Function Day() As Long

このインスタンスで表される時刻の、日の部分を取得します。

Month

Function Month() As Long

このインスタンスで表される時刻の、月の部分を取得します。

Year

Function Year() As Long

このインスタンスで表される時刻の、年の部分を取得します。

DayOfWeek

Function DayOfWeek() As DayOfWeek

このインスタンスで表される時刻の、曜日を取得します。

Kind

Function Kind() As DateTimeKind

このインスタンスが、現地時刻,世界協定時刻 (UTC)なのかを取得します。

DayOfYear

Function DayOfYear() As Long

このインスタンスで表される時刻の、その年で通算何日経過しているかを取得します。

Date

Function Date() As DateTime

このインスタンスで表される時刻の、日付部分だけを抜き出した、新しいDateTimeインスタンスを返します。

Now

Static Function Now() As DateTime

現在の現地時刻を表した、新しいDateTimeインスタンスを返します。

Today

Static Function ToDay() As DateTime

現在の現地時刻の日付部分を表した、新しいDateTimeインスタンスを返します。

UtcNow

Static Function UtcNow() As DateTime

現在の世界協定時刻(UTC)を表した、新しいDateTimeインスタンスを返します。

メソッド

コンストラクタ

Sub DateTime(ticks As Int64)
Sub DateTime(ticks As Int64, kind As DateTimeKind)

100ナノ秒単位で表した時刻を指定して、DateTimeを初期化します。kindを指定することにより、世界協定時刻か現地時刻なのかを指定することができます。

Sub DateTime(year As Long, month As Long, day As Long)
Sub DateTime(year As Long, month As Long, day As Long, kind As DateTimeKind)

年,月,日を指定して、DateTimeを初期化します。kindを指定することにより、世界協定時刻か現地時刻なのかを指定することができます。

Sub DateTime(year As Long, month As Long, day As Long, hour As Long, minute As Long, second As Long)
Sub DateTime(year As Long, month As Long, day As Long, hour As Long, minute As Long, second As Long, kind As DateTimeKind)

年,月,日,時間,分,秒を指定して、DateTimeを初期化します。kindを指定することにより、世界協定時刻か現地時刻なのかを指定することができます。

Sub DateTime(year As Long, month As Long, day As Long, hour As Long, minute As Long, second As Long, millisecond As Long)
Sub DateTime(year As Long, month As Long, day As Long, hour As Long, minute As Long, second As Long, millisecond As Long, kind As DateTimeKind)

年,月,日,時間,分,秒,ミリ秒を指定して、DateTimeを初期化します。kindを指定することにより、世界協定時刻か現地時刻なのかを指定することができます。

Sub DateTime(ByRef time As SYSTEMTIME)
Sub DateTime(ByRef time As SYSTEMTIME, kind As DateTimeKind)

SYSTEMTIME構造体を指定して、DateTimeを初期化します。kindを指定することにより、世界協定時刻か現地時刻なのかを指定することができます。

Operator+

Function Operator+ (value As TimeSpan) As DateTime

このインスタンスの時刻に、valueの時間だけ加算します。valueはTimeSpanで指定します。

Operator-

Function Operator- (value As TimeSpan) As DateTime

このインスタンスの時刻から、valueの時間だけ減算します。valueはTimeSpanで指定します。

Function Operator- (value As DateTime) As  TimeSpan

このインスタンスとvalueで指定した時刻の差をTimeSpanで返します。

Operator ==

Function Operator == (ByRef value As DateTime) As Boolean

Equals(value)を返します。

Operator <>

Function Operator <> (value As DateTime) As Boolean

Not Equals(value)を返します。

Operator >

Function Operator > (value As DateTime) As Boolean

このインスタンスとvalueのTicksを比較して、valueより大きければTrueを返します。それ以外はFalseです。

Operator <

Function Operator < (value As DateTime) As Boolean

このインスタンスとvalueのTicksを比較して、valueより小さければTrueを返します。それ以外はFalseです。

Operator =>

Function Operator => (value As DateTime) As Boolean

このインスタンスとvalueのTicksを比較して、value以上ならばTrueを返します。それ以外はFalseです。

Operator <=

Function Operator <= (value As DateTime) As Boolean

このインスタンスとvalueのTicksを比較して、value以下ならばTrueを返します。それ以外はFalseです。


Compare

Static Function Compare(t1 As DateTime, t2 As DateTime) As Int64

t1がt2より小さければ、負の値を返します。t1がt2より大きければ、正の値を返します。また、t1とt2が等しい場合、0を返します。

Equals

Function Equals(value As DateTime) As Boolean

このインスタンスとvalueが、同一の時刻場合Trueを返します。それ以外はFalseです。

AddTicks

Function AddTicks(value As Int64) As DateTime

このインスタンスの時刻を、valueだけ進めたDateTimeを作成します。valueは100ナノ秒単位です。

AddMilliseconds

Sub AddMilliseconds(value As Double)

このインスタンスの時刻を、valueだけ進めたDateTimeを作成します。valueはミリ秒単位です。

AddSeconds

Sub AddSeconds(value As Double)

このインスタンスの時刻を、valueだけ進めたDateTimeを作成します。valueは秒単位です。

AddMinutes

Sub AddMinutes(value As Double)

このインスタンスの時刻を、valueだけ進めたDateTimeを作成します。valueは分単位です。

AddHours

Sub AddHours(value As Double)

このインスタンスの時刻を、valueだけ進めたDateTimeを作成します。valueは時間単位です。

AddDays

Sub AddDays(value As Double)

このインスタンスの時刻を、valueだけ進めたDateTimeを作成します。valueは日単位です。

AddYears

Sub AddYears(value As Double)

このインスタンスの時刻を、valueだけ進めたDateTimeを作成します。valueは年単位です。小数を指定した場合、最初に整数部分だけ時刻を進めた後、そのあと、その年の日数から計算した小数部分の時刻だけ進めます。

DaysInMonth

Static Function DaysInMonth(year As Long, month As Long) As Long

指定した年の月の日数を返します。

IsLeapYear

Static Function IsLeapYear(year As Long) As BOOL

このインスタンスが表す年が、閏年の場合TRUEを返します。それ以外はFALSEです。

GetDateTimeFormats

Function GetDateTimeFormats() As String
Function GetDateTimeFormats(format As *Byte) As String
format
書式文字列を指定します。GetDateFormatGetTimeFormatの書式文字列を、組み合わせて指定します。省略した場合、デフォルトのフォーマット文字列が返ります。

このインスタンスの時刻を、文字列で表した新しいStringインスタンスを返します。

FromBinary

Static Function FromBinary(dateData As Int64) As DateTime

64bit変数で表されたDateTimeから作成した、新しいDateTimeインスタンスを返します。ToBinaryメソッドで作成した64bit変数から、DateTimeクラスを再構築することができます。

ToBinary

Function ToBinary() As Int64

このインスタンスの情報が保存された、64bit変数が返ります。FromBinaryメソッドを使用することにより、64bit変数で表されたDateTimeを、DateTimeクラスに再構築することができます。

FromFileTime

Static Function FromFileTime(fileTime As FILETIME) As DateTime

指定されたWindowsファイル時刻で、現地時刻に初期化した、新しいDateTimeインスタンスが返ります。

ToFileTime

Function ToFileTime() As FILETIME

このインスタンスの時刻で初期化した、FILETIME構造体を返します。

FromFileTimeUtc

Static Function FromFileTimeUtc(fileTime As FILETIME) As DateTime

指定されたWindowsファイル時刻で、世界協定時刻(Utc)に初期化した、新しいDateTimeインスタンスが返ります。

ToFileTimeUtc

Function ToFileTimeUtc() As FILETIME

このインスタンスの時刻の、世界協定時刻 (UTC)で初期化した、FILETIME構造体を返します。このインスタンスの時刻が、現地時刻の場合、世界協定時刻 (UTC)に変換されます。

ToLocalTime

Function ToLocalTime() As DateTime

このインスタンスの時刻を現地時刻で表した、新しいDateTimeインスタンスを返します。

ToUnivarsalTime

Function ToUniversalTime() As DateTime

このインスタンスの時刻を世界協定時刻 (UTC)で表した、新しいDateTimeインスタンスを返します。